札幌の梅の花見スポットとして人気のある清田区の平岡公園は、4月24日(土)から5月16日(日)まで、新型コロナウイルス感染防止のため、「梅まつり」中止などの感染防止策を行います。

 ただし、昨年のように梅林エリアを完全閉鎖するのではなく、いわゆる「歩き花見」はできます。人気の梅ソフトクリームも販売します。

 平岡公園管理事務所によると、梅林エリアの園路わきに仕切りを設置しますが、園路の散策はできるようにします。立ち止まらないで、園路からの「歩き花見」をする形になります。梅林エリアでの飲食は自粛を要請します。ただし、水分補給(お茶、ジュース類)は可能です。

 毎年、梅の花見の季節には、梅林内に梅そばやお弁当、土産物、梅ソフトクリームなどの臨時売店が開設されますが、今年は4月29日(木祝)から5月16日(日)まで、梅林エリアとは離れた場所に縮小した売店が開設されます(地図をご覧ください)。梅林エリアの混雑を防止する措置だそうです。

大人気の梅ソフトクリーム

 ただし、食べ物は販売されず、飲み物や土産物、梅ソフトクリーム等の販売に限定するそうです。公園管理事務所は「梅ソフトクリームを梅林エリアに持ち込むことは遠慮してください」とお願いする予定です。

 今年は、公園管理事務所のスタッフが園内を案内する「梅林ツアー」や、人気の写真撮影サービスも中止です。

 平岡公園は、約1200本の梅の木が植林されている梅林(6.5ヘクタール)があり、例年だと5月上旬頃に開花します。咲き始めから2週間ほど花を楽しむことができ、毎年、12万人~20万人の人出があります。今年は、例年より開花が早いかもしれません。

 平岡公園は高速道路を挟んで西エリアと東エリアに分かれています。昨年は梅林がある西エリア全体が完全閉鎖され、花見はまったくできませんでした。駐車場もロックされました。今年は駐車場も利用できます。「歩き花見」ではありますが、平岡公園のお花見はとりあえずできそうで一安心です。

 なお、今後の感染状況によっては、制限内容に変更もあるとのことです。

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