札幌市医師会が5月6日に発表した札幌市各区別感染者数は以下の通りです(4月19日~4月25日)。カッコ内は前週(4月12日~4月18日)。
▼新型コロナウイルス各区別感染者数
(4月19日~4月25日)
東区 122人(70人)
中央区 121人(71人)
北区 107人(56人)
豊平区 90人(72人)
白石区 66人(52人)
南区 57人(47人)
西区 47人(34人)
手稲区 35人(19人)
厚別区 28人(34人)
清田区 25人(19人)
▼変異ウイルス各区別感染者数
(4月19日~4月25日)
中央区 78人(34人)
北区 72人(38人)
東区 56人(46人)
豊平区 50人(55人)
白石区 47人(41人)
南区 43人(35人)
手稲区 28人(11人)
西区 24人(17人)
厚別区 20人(15人)
清田区 15人(10人)
▼変異ウイルス10万人当たり各区別感染者数
(4月19日~4月25日)
中央区 32.5人(14.2人)
南区 31.8人(25.9人)
北区 25.2人(13.3人)
豊平区 22.3人(24.5人)
白石区 22.0人(19.2人)
東区 21.4人(17.6人)
手稲区 19.7人(7.7人)
厚別区 15.8人(11.9人)
清田区 13.3人(8.9人)
西区 11.0人(7.8人)
●札幌市医師会の分析
・変異株は札幌全区に広がり、人口比でみると特に中央区で拡大傾向にあります。また、生産年齢(20代~50代)の世代と10歳未満の小児の変異株感染が増えています。
・症状が出ているのに働いている陽性患者が目に付きます。倦怠感、関節痛、筋肉痛、食欲不振など軽微な症状が数日先行し、発熱。風邪症状を含めて、これらの症状が出たら積極的に受診、コロナの検査をしましょう。
・第4波(今回)のコロナは重症化しやすく、第3波(前回)までのコロナとは別の病気と思ってください。高齢者でなくても重症化が珍しくありません。高齢者でなければ大丈夫というのは過去の話です。
・札幌市の入院医療体制は極めて厳しい状況です。札幌市内の病院に余裕がなく、市外の病院へ搬送したケースが3月は1件、4月は10件以上ありました。また宿泊療養施設(ホテル)でも、陽性患者に点滴を行うようになってきました。(4月25日現在)
<変異株感染の事例>
・美容店で客と従業員双方が不織布マスクをしていたにもかかわらず、陽性者の客から従業員に感染。
・鍼灸や整体などの施術者から客へ感染。対策→手指の消毒を2倍に。
・喘息の咳かもと思ったらコロナだった、下痢で胃腸炎かと思ったらコロナだった。対策→積極的に検査を受けましょう。
・社外のプライベート活動、宅飲み、スポーツ・レジャーで感染。対策→マスク着用、携帯型アルコール消毒液を持参し、頻繁に消毒しましょう。
・コンタクトスポーツのクラブチームで感染拡大。対策→集まってのスポーツは原則禁止に。メンバーは自己チェックでなく相互チェックし、症状があれば活動を休んで積極的に検査を受けましょう。
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