札幌の梅の花見スポットとして人気の平岡公園(札幌市清田区)の梅が見ごろを迎え、梅林は華やかな雰囲気になっています。暖かい陽気に恵まれた5月7日(金)、平岡公園の梅の花を見てきました。

見頃を迎えた平岡公園の梅=2021年5月7日
平岡公園の梅林は6.5ヘクタールの広さがあり、約1200本のウメの木が植栽されています。甘酸っぱい香りのする白梅と華やかな雰囲気の紅梅の比率は6:4だそうです。
札幌で桜と言えば、エゾヤマザクラが多く、本州でよく見られる日本情緒豊かなソメイヨシノはあまり多くありません。その点、梅の花はボリュームがあり、日本情緒あふれる咲き方で、見ごたえがあります。
着物を着込んで平岡公園のウメの花見に来ていた女性グループもいました。ウメの花に女性の和服姿は似合いますね。
まだ満開ではありませんが、6日、7日の暖かい陽気で一気に開花が進んだようです。7日は朝から、花見の人が訪れ、にぎわいました。コロナ禍の中、ホームステイ疲れを癒しに来ている様子の人が多かったように感じました。
犬の散歩がてら花見に来ている人も結構いました。スマホで梅の花を撮る人も多くいました。
今年はなぜか梅の香橋を渡ってすぐの梅林は、開花がどんどん進んで、7日はすでに満開でした。白梅の一部は散り始めの木もありました。
一方、ログハウス(管理棟)前のエリアは、開花が遅れているようです。まだつぼみのままという木もありました。
新型コロナウイルスの感染防止のために、今年、梅まつりは中止。梅林内は工事現場などで見られるロードコーンとバーで立ち入り規制を行っています。基本的に園路を歩きながら梅の花を鑑賞する「歩き花見」となっています。
梅林内での飲食、宴会も今年は中止です。梅の花見期間、通常なら梅の花の下で、お弁当を広げて談笑する光景がよく見られるのですが、そうした光景は今年、全くありません。
それでも、昨年のように梅の花見期間、園内を完全閉鎖して、まったく花見ができなかったことに比べると、今年は「歩き花見」ながら、華やかな梅林の雰囲気は十分に楽しめます。
例年だと、梅林のログハウス脇に臨時売店が開設されますが、今年はコロナ対策で梅林から少し離れた公園内に規模を縮小した臨時売店が設けられました。

平岡公園梅林の立ち入り規制と臨時売店の位置

梅ソフトの臨時売店
人気の梅ソフトクリーム(300円)をはじめ、梅せんべい、梅ふりかけ、梅カステラなど梅尽くしのお土産が買えます。ただ、臨時売店に行くには、樹林の中の道を少し歩いて行くことになります。場所は、梅林内に看板が設置されているので分かると思います。
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