厚別川にヤマメの稚魚を放流

 札幌市清田区北野の厚別川(あしりべつ川)で5月29日(土)、ヤマメの稚魚の放流が行われました。

山田清田区長(赤い帽子)も放流に参加

 北野地区町内会連合会と北野地区青少年育成委員会の主催、北海道山女魚を守る会の共催で行われたもので、昭和58年(1983年)から、北野ふれあい橋(清田区北野6条3丁目)下近くで毎年欠かさず行っている地域の伝統行事です。

 通常は、北野地区の大勢の子供たちがバケツ持参で参加し、子供たちが稚魚を川に放流しますが、新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年に続き今年も子供たちの参加はなく、関係者だけで8500匹の稚魚を放流しました。

ヤマメの稚魚の放流に参加した皆さん

 放流には、山田一八清田区長ら清田区職員4名も参加しました。また、関係者のほか清田区内の北野通で道路工事を請け負っている北央道路工業の社員7名も手伝いに駆けつけてくれました。

ヤマメの稚魚

 稚魚は喜茂別町の養殖場からこの日朝、搬送しました。

 ヤマメは、川にとどまる陸封型のことを「ヤマメ」と呼び、海に出てプランクトンを食べて栄養を蓄え、3、4年後に産卵のために故郷の川に戻ってくる降海型を「サクラマス」と呼びます。

 北海道山女魚を守る会によると、北野で稚魚の放流を続けていることで、厚別川のヤマメが守られているとのことです。

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