新型コロナウイルスの5月31日(月)~6月6日(日)1週間の札幌市各区別新規感染者数および人口10万人当たりの各区別新規感染者数は下記の通りです。カッコ内は前週(5月24日~5月30日)。
■各区別新規感染者数
中央区 168人(315人)
白石区 145人(200人)
北区 130人(225人)
東区 106人(272人)
豊平区 102人(230人)
西区 94人(156人)
清田区 51人(80人)
手稲区 49人(104人)
厚別区 41人(63人)
南区 27人(87人)
全区で前週よりも減少しました。
■新規感染者の減少率(前週比)
南区 -69.1%
東区 -61.0%
豊平区 -55.6%
手稲区 -52.9%
中央区 -46.6%
北区 -42.3%
西区 -39.7%
清田区 -36.3%
厚別区 -34.9%
白石区 -27.5%
全区平均は-47.2%。清田区は前週に続き減少率が他区と比べて鈍いです。
■人口10万人あたりの1週間新規感染者数
中央区 70.0人(131.2人)
白石区 67.8人(93.5人)
豊平区 45.5人(102.5人)
北区 45.4人(78.7人)
清田区 45.3人(71.1人)
西区 43.1人(71.5人)
東区 40.5人(103.8人)
手稲区 34.5人(73.2人)
厚別区 32.5人(49.9人)
南区 19.9人(64.3人)
全区で減少しましたが、南区を除く9区で、緊急事態宣言の目安となる25人を上回る高い水準のままです。
■年代別重症・中等症の割合
(11/1~12/31→4/1~5/21)
20代 0.0%→1.6%
30代 0.8%→3.5%
40代 3.8%→11.2%
50代 7.0%→19.6%
60代 17.4%→33.7%
70代 27.3%→42.8%
80代以上 26.5%→35.7%
「11/1~12/31」は昨年11月~12月の感染第3波。「4/1~4/21」は今回に感染第4波です。感染第4波は変異株が9割を占めています。
札幌市内で、昨年11月~12月の頃は、20歳代~50歳代で重症・中等症患者になる割合が2.3%(100人に2人)でしたが、今年4月~5月では、その割合が8.4%(12人に1人)と急増しています。変異株の影響と考えられています。重症・中等症患者は酸素投与が必要な患者です。
以上のデータは、感染症専門医の岸田直樹先生の「札幌市の感染状況・医療提供体制の週間分析」から取っています。この分析とデータは市民にとって、とても参考になります。これは札幌市と札幌市医師会のホームぺージで公表しています。
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