丘珠空港緑地(札幌市東区丘珠町、栄町)は、丘珠空港を取り囲むように広がる広大な緑地です。先日、初めて行って、散策してきました。開放感いっぱいの広々とした緑地に、こんなところが札幌にあったのかと、驚きでした。

丘珠緑地の北東地区。右側は滑走路=2021年6月9日

広々とした丘珠緑地南東地区の芝生広場
空港の南東に位置する南東地区の駐車場(苗穂丘珠通沿い)に車を停めて、緑地内の散策を始めました。子供向けの遊具もありますが、緑地内に入ってまず驚いたのが、その広さです。

小高い丘
小高い丘があり、登ってみると、緑の芝生広場が眼下に広がり、遠くの山並みが360度の視野で見渡せます。ここは、札幌で最も広々とした開放感いっぱいの緑地だと思います。

飛行機の離発着が目の前で
滑走路の南東側にあたるので、空港内に駐機している飛行機やヘリコプターも良く見えます。その向こうに全天候型スポーツ施設「つどーむ」も見えます。
航空機の発着する様子も、目前で見られます。

丘珠空港緑地配置図
丘珠空港緑地は、滑走路の南東側の南東地区、反対の北西側の北西地区、両地区を結ぶ細長い北東地区の3地区からなっています。

まっすぐ伸びる北東地区の園路
南東地区を散策して、北東地区に入りました。ここは長さ2キロほどまっすぐ伸びた細長い緑地で、園路が左右2本続きます。滑走路を左に眺めながら散策し、目を外に向けるとタマネギ畑が広がっていました。

左にポプラの木、右には滑走路の向こうにつどーむ
畑の中に1本のポプラの木が天高くそびえているのが目に入ります。北海道らしい牧歌的な風景です。大都市札幌ですが、こういう所があるのも札幌の魅力なのでしょう。

ランニングコースとしても人気
この南東地区と北西地区を結ぶ北東地区は、ジョギングやウオーキングする人達が結構多くいました。さわやかに吹き抜ける風が気持ちいいです。
ただ、真夏の昼間はちょっときついかもしれません。日差しを遮る木立がほとんどないからです。

北西地区の緑地
やがて、北西地区に到着しました。こちらの緑地は、ランニングのトレーニングをする子供たちや学生たちの姿が多く見られました。駐車場や遊具広場、展望広場なども整備されています。
ここでUターンし、再び北東地区のまっすぐ伸びた緑地を歩いて、南東地区まで戻りました。往復で6~7キロほどの散策でした。ちょっと疲れました。

丘珠空港ビル
丘珠空港緑地は、周囲に住宅街が広がっているので、航空機騒音や排ガスの拡散を防ぐために、札幌市が同空港を取り囲むように整備した緩衝緑地です。
南東地区は2007年、北西地区は2016年、北東地区は2017年に完成した新しい緑地です。丘珠空港は知っていても、この開放感いっぱいの緑地を知らない市民も多いのではないでしょうか。
コロナ疲れの気分転換に昨年から札幌の公園・緑地散歩を始めました。札幌と近郊には自然豊かな素晴らしい公園・緑地があることを改めて発見しました。丘珠空港緑地もその1つです。
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