雪印バラ見本園=2021年6月28日

 雪印種苗園芸センター(札幌市厚別区上野幌1条5丁目1-6)のバラ見本園が見頃を迎えています。

 赤、ピンク、黄色、白など色とりどりのバラが咲き誇り、園内はバラの甘酸っぱい香りが漂い、1年でもっとも華やかな季節を迎えました。

 雪印バラ見本園は約350種、1000本近いバラがこの時期、一斉に咲き、見ごろを迎えます。園内は、緑濃い樹木に囲まれ、芝生がきれい敷き詰められており、とても上品なバラ園になっています。

 バラ園の隣にバラの苗木売り場があり、その見本園という位置づけのようですが、バラ園そのものが1級の観光スポットになっています。毎年、訪れていますが、見事な光景です。

 毎年、少しずつ園内のレイアウトを変更しており、その変化を眺められるのも楽しみです。

 一季咲きのバラはこの時期だけですが、四季咲き、返り咲きのバラは次々と咲くので、雪印バラ見本園では、10月下旬のクローズまでバラを楽しめるとのことです。

 園内は、とてもゆっくり時間が流れているような感じです。初夏の青空の下、バラを眺めながら静かな時間が楽しめます。

雪印バター誕生の記念館

 バラや庭木の売り場の奥には、「雪印バター誕生の記念館」という三角屋根の建物があります。これは大正14年(1925年)、雪印乳業の前身の北海道製酪販売組合が雪印バターを始めて製造した建物で、それが記念館として今も残っています。ただし、内部は公開していません。

バラの苗木売り場

 周囲には、当時のほかの建物や牧場のサイロなども残されています。ここはまさに雪印誕生の地であり、その歴史を感じさせてくれる場所です。

 バラ見本園の入場は無料。どなたでも自由に入園し、バラを鑑賞できます。駐車場もあります。清田区のすぐ近くです。

 公共交通機関でアクセスする場合は、地下鉄東西線「新さっぽろ」駅下車、路線バスで「報恩学園前」バス停下車、または「大谷地」駅下車、路線バスで「報恩学園前」バス停下車。

 なお、6月30日(水)は棚卸のため、庭木や苗木、花苗、ガーデン資材等の売り場が休みになります。バラ園も休園です。

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