清田南公園(札幌市清田区清田7条2丁目)は、住宅街の中にあるにもかかわらず園内の多くが自然林に覆われた野趣あふれる公園(広さ6.9ヘクタール)です。
公園北側に駐車場(18台)があり、車を停めて園内に。園内の散策路はきちんと舗装されていて、安心して森林浴が楽しめます。
いつもは、この舗装された散策路を歩くのですが、たまたま踏み分け道のような散策路が自然林内にあるのを見つけ、歩いてみました(2021年8月19日)。
駐車場から細い踏み分け道のような所を入って行きます。急な下り坂なので注意しましょう。右に貯水池や清田川の流れが見えます。あたりはうっそうとした森林で、このすぐ外側に住宅街があるのがウソみたいな風景です。
この森は昭和55年(1980年)、清田特別緑地保全地区に指定された森で、広さは2.2ヘクタールあるそうです。
ここは、公園内を南から北に流れる清田川の右岸側にあたる森林で、1本の踏み分け道が森林内を南方向に伸びています。正式な散策路ではない様子ですが、散歩する地元の人はいるようで、しっかりとした道になっています。
でも、この緑地保全地区内の散策路を知る人はあまりいないかもしれません。看板も何もありませんから。
途中、森林内を左側に登って行く階段状の道が2カ所あるので、登って行きましたが、いずれも一番高い所で行き止まりでした。
階段があるということは、以前は、ここは正式に散策路として整備していたのかもしれません。
階段を登り切った行き止まりの所に家電製品等の不法投棄の山がありました。残念です。
やがて清雲橋の下に出ました。清雲橋は全長108m、幅6mの人道橋で、清田川で分断されていた清田団地の西地区と南地区を結ぶため、平成2年(1990年)に完成した美しい橋です。
橋のたもと(東側)から踏み分け道を伝って、橋の下に降りてみました。清田川の流れがあり、あたりは深い渓谷の趣で、素晴らしい光景です。ここを整備して、この渓谷を誰でもがもっと気軽に楽しめるようにしたらいいのになぁと思いました。
清田南公園は、「清田ふるさと遺産」の1つに指定されています。清田区は2007年、誕生10周年を記念して12の「未来に引き継ぐもの」を「清田ふるさと遺産」に認定しましたが、清田南公園はその1つです。清雲橋と周辺の自然美が見事だからでしょう
ただ、この橋の下や渓谷にも家電や古タイヤ等の不法投棄物がありました。清雲橋の上から投棄されたものと見られます。残念です。
公園内には、少年野球用多目的広場や子供用遊具広場、芝生広場などもあります。
芝生広場は、毎年、清田地区町内会連合会が夏まつりを開催する場所ですが、今年も昨年もコロナのために中止になってしまいました。静かな芝生広場が寂しそうに見えました。
清田南公園と清雲橋周辺の自然林は、秋になると見事な紅葉スポットになります。以前、秋に訪ねた際の様子はこちらをクリックして見てください。
[広告]
Pingback: 夏の青空の下 4年ぶりに開催 清田中央町連夏まつり | 清田中央地区町内会連合会ホームページ