黄葉のポプラ並木とカナールの景色を見ようと、晩秋の前田森林公園(札幌市手稲区前田)に行って来ました(2021年10月30日)。

ポプラ並木とカナール 晩秋の風景
前田森林公園を特徴づけるカナールとポプラ並木の風景。カナールはオランダ語で「運河」という意味だそうです。
展望ラウンジから手稲山方向にまっすぐ伸びる長さ600メートル、幅15メートル、深さ30センチのカナール。その両側に、およそ200本のポプラ並木が続く風景は、どこか西洋の庭園か宮殿のようであります。
このポプラ並木は、NHK連続テレビ小説「マッサン」の撮影舞台にもなった所です。
夏の前田森林公園のにぎわいもいいですが、秋の風景も素晴らしいです。静かで落ち着いた空気が漂っている感じです。
紅葉を見ながら、散策やウオーキングを楽しむ人たちが結構、来ていました。
シラカバ林の黄葉もきれいで、夏とは違った趣です。
前田森林公園は、札幌市が昭和57年(1982年)から10年かけて、何もない野原から新たに森林や芝生広場等を創り上げた公園です。
公園の半分以上が森林で、今では、昔からの自然林が残ったかのような見事な自然公園になっています。

アカゲラ
森の中の落ち葉の散歩道を歩いていたら、アカゲラに出会いました。
前田森林公園は、面積が59.7ヘクタールあり、札幌ドーム11個分の広さだそうです。
駐車場は北側に479台、南側に573台のスペースがあります。駐車場も広いです。
この地は「前田」という地名が付いていますが、その由来は、明治28年(1895年)に旧加賀藩主の前田利為がここに農場を創設し、酪農地帯として発展の礎を築いたからだそうです。
あの「加賀百万石で有名な前田家」です。前田農場は当時、日本で初めて酪農を中心に開拓を行った大規模農場だったといいます。
札幌でも有数の美しい公園がある手稲区前田地区。明治の開拓期には、旧加賀藩の前田家による酪農開拓の歴史があったんですね。
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