札幌市手稲区の前田森林公園(手稲区手稲前田591-4ほか)に6月5日(土)に行き、初夏を思わせる青空の下、散策をしてきました。緑豊かな美しい公園です。

前田森林公園のカナールとポプラ並木=2021年6月5日

 新川通に近い新川駐車場に車を停めました。駐車場は公園の北側エリアに2カ所(新川駐車場、東側駐車場)、南側エリアに1カ所あり、収容台数は全部で1053台だそうです。

ポプラ並木

 新川駐車場を降りて園内(北側エリア)に入ると、すぐに前田森林公園のシンボルであるカナールとポプラ並木が目に飛び込んできます。

前方にあるのは手稲山

 カナールはオランダ語で運河という意味だそうです。長さ600メートル、幅15メートル、水深30センチのカナールがまっすぐ伸びています。

 カナールの両側には約200本のポプラ並木が天を仰ぐように続いて、まるで絵の世界のような景観です。北海道らしい景色です。

 カナール沿いを歩いていると、マガモのカップルが仲良く並んで泳いでいました。歩くと、付いてきたりして、かわいいです。

 カナール沿いのポプラの日陰に座り、持参のサンドイッチを食べました。

 前田森林公園は公園の半分以上が森林というだけあって、カナールを少し離れると、そこはもう森の中。森林浴を楽しみながらの散策ができます。

 やがて展望ラウンジに着きました。ここからはカナールの雄大なパノラマが一望できます。カナールの先にはちょうど手稲山が見えます。

藤棚

 展望ラウンジの両側には、高さ4メートル、全長320メートルのパーゴラ(藤棚)があり、ちょうど藤の花が満開で見事に咲いていました。今回、前田森林公園に行ったのは、この藤の花を見るのが大きな目的でした。

 藤棚の下を歩くと、藤の花の香りがしました。

 再び、カナールに戻り、ポプラ並木の中を歩きました。お弁当を食べたり、犬を散歩させたり、思い思いにまったりとすごす人たちの姿がありました。

広大な芝生広場

 森を抜けると、芝生広場に出ました。3ヘクタールもある広大な広場で、子供たちがボール遊びをしたりしています。広場の端に広がるシラカバ林の木陰では、テントを張る家族連れが多くみられました。

南側エリアには小高い丘がある

 芝生広場を抜けて、1本道路を渡ると、公園南側エリアに出ます。こちらは北側エリアよりはマイナーな感じですが、小高い丘とやはり広々とした原っぱがあります。パークゴルフ場やバーベキュー広場はコロナの緊急事態宣言で閉鎖されていました。

白樺林

 南側エリアを1周して再び北側エリアに戻り、カナール周辺を歩いてから駐車場に戻りました。程よい疲れを感じました。

 前田森林公園は昭和62年(1987年)に開園。昭和57年(1982年)から10年間かけ、何もないところから新たに森林を創り出した公園だそうです。

青い空、白い雲とポプラ並木

 自粛疲れの気分転換に、公園・緑地歩きはいかがですか。札幌には素晴らしい公園・緑地がたくさんあります。

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