「敬老の日」を記念して9月20日(火)、100歳を迎えた区民に総理大臣からの祝状と記念品の銀杯が贈られました。

高橋清田区長から100歳の祝状と銀杯を受け取った西村さん(右)

高橋清田区長から100歳の祝状と銀杯を受け取った西村さん(右)

 この記念品は平成28年度に100歳を迎える人に長寿をお祝いして贈られます。今年度100歳を迎える人(大正5年4月~大正6年3月)は、札幌市で410人(男性47人、女性363人)、清田区内では22人(男性2人、女性20人)です。

家の中は、たくさんの西村さんの絵が飾られています

家の中は、たくさんの西村さんの絵が飾られています

 この日、高橋彰清田区長は里塚にお住いの西村正巳さんを訪問しまし、総理大臣から祝状と銀杯、札幌市長からのお祝い品(ひざ掛け)を手渡しました。

 西村さんは京都出身で、京都の島津製作所でレントゲン機械の設計技師として長年、働いたそうです。戦時中は衛生兵として応召、中国の戦地へ。除隊後も昭和20年の東京大空襲に遭遇するなど戦火を潜り抜け、「生き残ったのは運が良かったのでしょう」と話します。

 京都に50年、その後、転勤で東京に20年、その後、ご長男のいる札幌に来て30年だそうです。リタイア後、風景画の絵画を始め、札幌の市民展で入賞したこともあるそうです。

札幌の市民展に入賞した、夕張を描いた作品

札幌の市民展に入賞した、夕張を描いた作品

 高橋区長に健康の秘訣を聞かれると、「食事はなんでも食べます。嫌いなものはありません」と、しっかりした口調でお話してくれました。

 近くの公園での散歩は5、6年前にやめたそうですが、今でも毎週、町内会の囲碁サークルに通っているそうです。穏やかで、あまりくよくよしないご様子の西村さん、それが一番の長寿の秘訣なのかもしれませんね。

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