清田地区商工振興会の斎藤忠明会長が令和3年度の札幌市産業経済功労者表彰を受賞しました。11月29日、札幌市役所で表彰式が行われ、秋元克広市長から表彰状が授与されました。

清田地区商工振興会会長の斎藤忠明さん

 斎藤さんは、東芝製品特約店の有限会社サンロードさいとう(清田区平岡1条1丁目)を経営する傍ら、清田地区商工振興会の会長を12年間務め、現在に至っています。

 清田地区商工振興会は、清田、真栄、北野、平岡、里塚・美しが丘地区の小売業やコンビニ、地元企業など49社が正会員として加盟。西友清田店や東光ストアー、ホーマック、ビバホーム、フードD、ラルズ、ホクレンショップ、コーチャンフォーなど大型店11社も賛助会員に名を連ねています。以前加盟していたイオン平岡店は脱会しています。

 清田中央地区は別の商店街組織があります。

 清田地区商工振興会が設立されたのは、昭和55年(1980年)12月。昭和57年(1982年)に相次いでオープンしたダイエー清田店(清田区清田1条1丁目、現在:ヤマダデンキ清田店)と西友清田店(清田区平岡1条1丁目)の動きに、地元の零細小売業者らが危機感と脅威を感じたのがきっかけだったといいます。

 設立当初は大型店対策が主な業務になっていたようですが、やがて地域活性化やまちおこしの活動に力を入れて今日に至っています。

表彰式の後、秋元市長、他の受賞者と共に記念写真。秋元市長の後ろが斎藤さん

 毎年1月、西友清田店前の広場でアイスキャンドルとスノーキャンドルによる「まちの灯り」を開催しているほか、夏の「清田ふれあい区民まつり」では、スタンプラリー抽選発表会を行ってお祭りを盛り上げたり、秋の「スポーツフェスタin白旗山」では会場設営や出店でフェスタを盛り上げたりしています。

 西友清田店前の「まちの灯り」(国道36号線沿い)は今冬も1月22日(土)16時30分~19時まで行われます。この清田地区商工振興会の「まちの灯り」がきっかけになって、清田区内各地域でも「まちの灯り」が広がってきました。ただし、今年はコロナ禍のために、ほとんどが中止です。

 こうした活動の中心になってきたのが斎藤さんです。温和な人柄ですが、清田区の商業振興とまちの発展を熱く見守ってきました。

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