札幌市清田区平岡公園東6丁目5-16の熊谷宏之さんが、今年も新年を祝う大きな雪像を自宅前に作り、地域の話題になっています。

「ワンワン」雪像と製作者の熊谷さん=2022年1月8日

 熊谷さんは毎年、1月に新年を祝う雪像、2月には満開の桜の雪像を自宅前で制作しています。雪像つくりは今年で23年目になるそうです。

「ワンワン」のぬいぐるみと雪像

 今年の雪像は、NHK Eテレで放送している幼児向け番組「いないいないばあっ!」のキャラクター「ワンワン」。かわいい雪像です。ちなみに昨年は「ドラえもん」でした。

このような設計図を何枚も描いて雪像を作りました

 雪像の高さは1.6メートル。昨年末から、雪像の入念な設計図描きから作業をはじめました。「ワンワン」のぬいぐるみを買ってきて、その人形のきっちり10倍の大きさの雪像になるように設計図を描いたそうです。

 熊谷さんは現職時代、北海道開発局や日本道路公団で道路造りを担当していた関係で、雪像の設計図は、その時のスキルを活かした入念なものです。

 続いて木枠を作り、その中に雪を詰め、固めて頭や胴体、手足などのパーツを制作。最後に、それらをくっつけて1月7日(金)に完成しました。

 「ワンワン」の耳や手は、取れないように様々な工夫をしてくっつけたそうです。足の裏の肉球は氷でつくるなど随所に凝った雪像になっています。

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