札幌国際大学と札幌国際大学短期大学部(札幌市清田区清田4条1丁目)は3月18日(金)、札幌市および公益財団法人札幌国際プラザと「札幌市の国際化の推進等に関する連携協定」を結びました。
その第一歩として札幌国際大学の蔵満学長、札幌国際大学短期大学部の平野学長は3月24日(木)、札幌市役所を訪れ、今後の進め方などについて秋元札幌市長と意見交換を行いました。
この中で、蔵満学長は「当大学はスポーツ人間学部、観光学部、人文学部、短期大学部を有しており、大学を挙げて2030札幌冬季オリンピック・パラリンピック誘致に協力したい」と市長に申し入れました。
札幌国際大学は、昨年、札幌で開催された東京五輪マラソン大会に100人を超す学生がボランティアとして参加するなど、スポーツの教育・研究に力を入れています。大学側は、オリンピック・パラリンピックに関する社会人教育や、幼小中高生向けの啓発事業の実施、留学生を含めた学生ボランティア協力など、さまざまな協力事業を検討しているといいます。
秋元市長も、こうした大学側の協力に感謝して期待感をにじませました。
札幌市が招致を進める2030札幌冬季オリンピック・パラリンピックは、札幌ドームが開閉会式会場になるほか、札幌ドーム隣接地(北海道農業研究センターの土地)に新たにスポーツ交流拠点(アリーナ、屋内・屋外スポーツ施設、商業施設)を整備する話も進んでいます。
札幌国際大学は、北海道農業研究センターに隣接する大学であり、五輪やスポーツ関連施設に近接する「地元の大学」になります。2030札幌冬季五輪に向けた取り組みや、スポーツ交流拠点の運営に様々な形で参画することが期待されます。
一方、札幌市はコロナ前まで毎年1000人のペースで外国人市民が増え続けていました。コロナ後に再び外国人が増えることが見込まれ、外国人市民と共生していくまちづくりが札幌市の大きな課題の一つになっています。
こうした地域の課題解決に、市と札幌国際大学が一緒になって取り組んでいくというのが、今回の連携協定の大きな柱です。
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