NPO法人「定山渓自然倶楽部」が主催する「夏の定山渓自然散策会」に参加し、豊平川の渓流沿いの定山渓散策路を歩いてきました(2022年6月7日)。

定山渓の豊平川「赤岩の澗」付近=2022年6月7日

豊平川に架かる二見吊橋を渡る
集合場所は、「定山渓万世閣ホテルミリーオーネ」の隣、定山渓まちづくりセンター裏の広場で、隣接の公共駐車場に車を停めることができます。参加者は15人。予約制です。

定山渓散策路を行く
定山渓の自然に詳しいガイドさんの案内で出発です。コースは豊平川の渓流沿いに続く森の散策路、往復4キロの行程です。この種のガイド付き散策会に参加するのは初めての体験です。

散策路脇に咲くコンロンソウ
最初に、ガイドさんから「定山渓は支笏洞爺国立公園にあります。札幌市民でも定山渓が国立公園であることを知らない人は多い」という話がありました。
えっ、そうなんだ。初めて知りました。

クリンソウ
二見公園を上流方向に歩くと、赤い吊り橋「二見吊橋」があります。ここまでは、紅葉見物に来たことがありますが、その先の散策路は今回初めて歩きます。
「二見吊橋」を渡って、森の中の山道を歩きますが、散策路は途中であいにく通行止めになっていました。散策路の整備工事が始まるためだそうです。このため、川の近くには進めず、二見岩やかっぱ淵公園には行けませんでした。
工事はしばらく続くようです。ちょっと残念ですが、きっと歩きやすい散策路になるのでしょう。

豊かな森の中を行く

クサノオウ
いったん国道230号線に出て、通工止め区間を過ぎて、再び森の散策路に戻りました。
散策路のわきには、クルマバソウ、オドリコソウ、コンロンソウ、クリンソウなどの野の花たちが可憐に咲いています。
その一つ一つをガイドさんが親切に説明してくれます。

タニウツギ
やがて、親水公園を経て豊平川の渓流に出ました。初夏のせせらぎが、とてもさわやかです。ここは「赤岩の澗」という所で、鉄分を含んだ赤錆色の岩が目の前に露出しています。
豊平川が直角に曲がり、結構、水深もあるようで、盛夏になると、子供たちが岩場から飛び込んで水遊びするそうです。岸辺には、タニウツギの花が咲いていました。

アマドコロ
ここでUターンして、森の中の「いこいの広場」に来ました。この広場は、たくさんの種類の山野草があり、可憐に咲く花が出迎えてくれます。

オドリコソウ
ここのあずまやで、温泉まんじゅうとお茶をいただき休憩しました。
帰りは、主に国道230号線を歩いて戻りました。
「二見吊橋」の先の上流方向にも、素晴らしい散策路が続いていることを始めて知りました。参加費は1800円かかりましたが、分かりやすいガイド付きで定山渓の豊かな自然を感じ、とても充実した2時間の自然散策でした。

クルマバソウ

ノビネチドリ
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