北竜町のひまわりの里(北竜町板谷143-2)に行ってきました(2022年8月11日)。23ヘクタールの緩やかな丘に広がる200万本のひまわり。圧巻です。

北竜町ひまわりの里、圧巻の風景=2022年8月11日

多くの人が来ていました
札幌から国道274号線を車で北上。途中、月形町の皆楽公園や雨竜町の道の駅などに立ち寄り、のんびりドライブで3時間50分かかって到着。雨竜町の道の駅の横の水田では、田んぼアートが見られました。BIGBOSSの顔が描かれていました。
ひまわりの里の駐車場(無料)は600台のスペースがあり、待つことなく駐車できました。ひまわりの里も入場無料です。
車を降りると、丘の上まで続く一面のひまわり畑が、目に飛び込んできます。作付面積は日本最大規模だそうで、光あふれる夏の北海道の風景が広がっています。

青空に向かって、丘の上まで広がるひまわり畑
明るいひまわりたちに囲まれて、園内を隅々まで歩くこと約1時間。歩きながら夏のひまわりたちに元気をもらいました。丘の上の方に歩いて行くと、ひまわり畑の横にそば畑がひろがり、白い花が一面に咲いていました。丘の上から見渡す北空知の田園風景も見事です。
ここのひまわりの花は、やや大きめで、1個1個が笑顔の表情に見えます。
マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した映画「ひまわり」(1970年)のテーマソングは、もの悲しいメロディーですが、夏の北海道のひまわりは、どこまでも明るく健康的な元気パワーを発散しています。
ひまわりの見ごろは8月上旬だそうです。今年もひまわりまつりが7月23日~8月21日まで開催されていて、売店や飲食ができる観光センターがオープンしています。

トラクターに牽引されて、ひまわり畑を行く観覧車「ひまわり号」
園内を15分で周遊するトラクター牽引観覧車(大人500円、子ども300円)やひまわり迷路(300円)も人気でした。

ひまわりの丘からは、美しい北空知の田園風景が見渡せる
ひまわりの里の始まりは、1979年(昭和54年)、北竜農協職員が、農協研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑を見て感動したのがきっかけだそうです。ひまわり油の生産とともにその風景の美しさに、北竜町の町づくりの可能性を感じたそうです。
翌1975年(昭和55年)から農家1戸1アール作付け運動に取り組み、422戸で4.2ヘクタールのひまわり作付けを開始しました。1987年(昭和62年)には、第1回ひまわりまつりが開催されました。
しかし、翌1988年(昭和63年)、集中豪雨で収穫前のひまわりの50%が被害を受けました。しかし、へこたれません。町民のひまわりへの熱意は強く、観光としてのひまわり畑の構想を立てます。

ひまわり畑を歩く人は、皆さん笑顔です
そして1989年(平成元年)、農協青年部がトラクター数十台を持ち寄るなど町民一丸となってひまわり畑を作り、「ひまわりの里」が誕生しました。最初は6ヘクタールの規模だったそうですが、その後、徐々に規模を拡大し、今日の23ヘクタールの日本最大規模になったそうです。
人口1698人、世帯数797世帯(2022年8月1日)の小さな町・北竜町の「ひまわりのまちづくり」。ひまわりだけでなく、北竜町の皆さんの頑張りにも「あっぱれ」です。
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