札幌国際大学(札幌市清田区清田4条1丁目)で9月9日(金)、10日(土)の2日間、北海道運動部活動指導者研修会が開催されました。全道から200名を超す高校運動部の監督や顧問の先生が参加しました。

札幌国際大学で開催された北海道高校運動部指導者研修会

 主催は北海道教育委員会と北海道高体連、札幌国際大学。北海道の高校運動部の指導者の指導力向上と、2023年に北海道を舞台に開催される高校総体(インターハイ)で北海道選手団の活躍につなげることが目的で、初めて開催されました。

講演する室伏広治長官

 研修会の目玉は、9日に行われたスポーツ庁の室伏広治長官と、10日に行われた野球日本代表の栗山英樹監督のビッグな講演。

室伏長官と参加した高校の先生たちが記念撮影

 室伏長官は、2004年アテネ五輪ハンマー投げ金メダリストで、2020年からスポーツ庁長官を務めています。室伏長官は「スポーツを通じて豊かな人生」と題して講演し、現役時代に経験したことを中心に、自分の経験を踏まえ「子ども時代はさまざまな複数の競技を経験することが大事」と話しました。

講演する栗山監督

 栗山監督は「育てる~信じる力」と題して講演。小中高校の免許を持っており、日本ハム監督時代の経験を語り、「選手や子供たちは伸びる力を持っている。それを信じ、寄り添うことが大事」と話しました。

札幌国際大学の教授による講座

 研修会はこのほか、札幌国際大学スポーツ人間学部の阿井英二郎教授、小林秀紹教授、国田賢治教授、樋口善英教授、田部井祐介講師が、コーチング学やスポーツ心理学、運動生理学、理学療法など専門的立場からの講座を開きました。

 全道から集まった高校運動部の先生たちは2日間、室伏長官、栗山監督、札幌国際大学の先生たちの話を熱心に聞き入りました。

 室伏長官は、講演後、「とても有意義だった。こうした機会を増やしていきたい」と語りました。

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