清田警察署設置促進期成会(会長:平目伸二里塚・美しが丘地区町内会連合会会長)は2022年12月22日(木)、道庁と道警本部を訪ね、「清田区に警察署を早期に設置してほしい」との要望書を提出しました。要望活動には山田一八清田区長も同席しました。

 同期成会は平成13年(2001年)に発足。清田区内の町内会連合会などの地域団体代表者と清田区長で構成しています。毎年のように道庁と道警本部に要望活動を行っており、今回で16回目になります。

 札幌市内の各区には警察署が設置されていますが、清田区だけは警察署がありません。清田区内は豊平警察署の管轄になっています。

 道庁と道警本部に提出した要望書の全文は下記の通りです。

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 日頃より、清田区民の安全安心な暮らしを守るため、並々ならぬご尽力、ご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

 「清田警察署設置促進期成会」は平成13年4月、地元に警察署が必要との声を受け、多くの清田区民の賛同を得て発足し、これまで、北海道知事をはじめとして各関係方面に清田警察署設置等の要望書を提出してまいりました。

 ここ清田区では近年、社会基盤の整備が進み、幹線道路沿いや隣接市に次々と大型商業施設が立ち並ぶなど、地域を取り巻く暮らしの利便性は高まる一方、人や車の往来が著しく増え、交通渋滞が頻繁に発生するようになりました。

 このような中、2023年には、北海道日本ハムファイターズの新球場が北広島市にオープンするとともに、札幌市においてもドーム周辺地域を中心に2030年の冬季オリ・パラ招致に向けた取組が進められる予定であり、新千歳空港に近い清田区はまさに治安や交通の要としてこれまで以上に重要性が増す地域となっています。

 また、高齢化率がこの10年間で急速に上昇し、現在では3割を超える一方、14歳以下の子どもの割合が全区で最も多いという特徴があります。交通量の増加に加え、年々巧妙になる特殊詐欺や不審者による日常的な声掛け事案の発生等から、平穏に暮らす高齢者や幼い子ども達が重大な事件、事故に巻き込まれる危険性が高いことを私たちは危惧せざるを得ません。

 こうした地域特性を踏まえ、地域の安全安心を持続可能なものにしていくためには、警警署の管轄区域と行政区域を一致させ、清田区にも防犯や交通安全の拠点となる警察署を設置していただくことが何より重要です。

 さらに、暮らしの安全を守る交番は、地域住民にとって最も身近な安心の拠り所ですが、北野、清田中央の両地区は、最寄りの交番から遠く離れている状況にあり、住宅街や通学路の交通量も増える中、事件、事故に迅速に対応していただくためにも、両地区への新たな交番の設置等による、地理的状況を勘案した適正な交番配置が必要です。

 清田区ではこれまでも、住民組織や各種団体、企業等が、清田区に警察署が設置されることを願い、一丸となって自ら地域を守る活動に尽力してまいりました。取組を重ねるほどこの思いはより一層強くなるばかりです。

 つきましては、清田区民の切なる思いをお汲み取りいただき、右記の要望事項の実現に向け特段のご配慮をいただきますよう、お願い申し上げますとともに、当要望に対する見通しにつきましては、何らかのご教示をいただきたく重ねてお願い申し上げます。 

要 望 事 項

1 清田警察署の早期設置
周辺環境の著しい変化に伴う影響や区内の人口割合等の地域特性を斟酌願いたい。

2 北野地区・清田中央地区への交番の設置
区内における地理的状況を勘案した適正な交番配置にご配慮願いたい。

令和4年12月22日
清田警察署設置促進期成会 会長 平目伸二

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