清田区の厚別神社(あしりべつ神社)境内で2月4日(土)、スノーキャンドル・アイスキャンドル「まちの灯り」が行われました。

 雪の神社にスノーキャンドルとアイスキャンドルの灯りがともり、独特の和の景観を創り出しました。

 この日、清田区役所と市民交流広場でも行われた「きよた灯りカフェ」(札幌市主催)の一環。厚別神社でスノーキャンドルのイベントが行われたのは初めてです。

 旧道から境内に上っていく階段や、境内、拝殿に向かう所などにスノーキャンドルが配置されました。

 また、木などからつるされた提灯のようなアイスキャンドルもあり、落ち着いた灯りを雪の境内にともしました。

 スノーキャンドルやアイスキャンドルの「まちの灯り」は、清田区内では毎年、西友清田店前、真栄中学校の周囲、清田小学校の周囲、平岡樹芸センター、美しが丘「ぼうけん公園」などで行われていまが、厚別神社境内で行われたのは初めてです。

 神社の鳥居などを背景に並ぶスノーキャンドルとアイスキャンドルの灯りは、一種独特の風景と味わいを周囲に醸し出しており、訪れた人は「これはすごい」「きれいだね」と歓声を上げていました。

 アイスキャンドルなどは、1週間前に行われた美しが丘「ぼうけん公園」や西友清田店前で行われたアイスキャンドルを再利用したといいます。

 スノーキャンドルは、この日、地域の人たちが境内の雪で頑張って作り、準備しました。

 近郊では、北広島市の廣島(ひろしま)神社が2018年の冬から境内にスノーキャンドルを並べて「観和灯(かんなび)」という取り組みを行っています。厚別神社は、それにならった形です。

 廣島神社は、北広島市の開祖、和田郁次郎が広島から北海道に向かう途中、伊勢神宮で開墾農事の成功を祈願し、神宮より御分霊を拝受し、移住者の守護神として開設したのが始まりと言われています。

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