有明小学校の3年生17人が3月8日(水)、あしりべつ郷土館(札幌市清田区清田1条2丁目、清田区民センター2階)を訪れ、清田区と有明地区の歴史を学びました。
翌3月9日(木)には、北野小学校3年生67名があしりべつ郷土館を訪れ、清田区の歴史と、明治の開拓期に北野地区を水田地帯にした農業用水路「吉田用水」について学びました。
吉田用水跡が今も北野3条3丁目に長さ約500mにわたって残っています。
有明小と北野小の郷土館見学では、郷土史家の了寛紀明さん(元清田小校長)と北海道文化財保護協会副理事長の田山修三さん(元有明小校長)が、館内に展示している昔の農機具や生活道具などを解説しながら、昔の清田の暮らしを説明しました。
また、清田区の歴史を分かりやすく紹介する郷土館制作の動画も視聴しました。
あしりべつ郷土館には、昔、清田区内の農家が実際に使っていた農機具や生活道具の現物がたくさん展示されています。現物を見る子供たちの表情は生き生きとしていて、次々と了寛さんや田山さんに子供たちは質問していました。
今年度は、清田南小の3年生60人(2022年12月)と、平岡中央小の3年生約100人(2月13日、14日)も郷土館を集団見学し、清田の歴史を学びました。
平岡公園小は、コロナの感染拡大で郷土館に集団見学には来られませんでしたが、郷土館と平岡公園小をインターネットでつなぎ、郷土館から了寛さんと田山さんがオンライン授業を行いました(2022年9月)。
今年度、あしりべつ郷土館で清田の歴史を学んだ小学校は5校になりました。了寛さんと田山さん以外にも郷土館のボランティアスタッフが児童たちの質問に答えました。
郷土館では、私たちの郷土清田区には、この地を切り開き、発展させてきた先人たちの苦労とたくましい歴史があることを子供たちに知ってもらいたいと活動をしています。開館日は水曜と土曜日の10時~16時。集団見学は、開館日以外でも受け付けています。また、郷土館公式ホームページもあります。
あしりべつ郷土館は、清田区内の町内会連合会でつくる運営委員会が運営しています。運営費用は、清田区内の町内会員1世帯年間40円の負担で賄っています。スタッフは全員、清田区内に住むボランティアです。
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