パラアスリート3人のトークショー

 清田区真栄の白旗山競技場で行われているパラノルディックスキー・アジアカップ札幌大会(3月18日~21日)に出場している3選手による「パラアスリートスペシャルトークショー」が3月20日(月)、イオンモール札幌平岡で開催されました。

 トークをしたのは、日本の新田佳浩選手、佐藤圭一選手、ウクライナのグルゴリー・ボフチンスキー選手のトップアスリート3人。

 3選手は、パラリンピックや国際大会で活躍してきた実績の持ち主。これまでの世界の大会で印象に残ったことやパラアスリートとしての体験などを語りました。

ウクライナのボフチンスキー選手

 グルゴリー・ボフチンスキー選手は「ウクライナで戦争が始まった時、私たちはイタリアにいました。家族や友人、ウクライナの人たちがどうなるのか考えると、パラリンピックのことを考える余裕はなかった。でも、『パラリンピックに行くべきだ。ウクライナの代表として競技することを見せるべきだ』と言われました。スポーツを通じてウクライナの人たちを勇気づけることが必要だと思いました」と語りました。

 そして、グルゴリー・ボフチンスキー選手は「ウクライナでは今も戦争が続いていますが、戦争が終わったら多くの人を招いてみたい」と希望を語りました。

平岡中生徒と一緒に応援ボードを持って記念撮影

 トークショーの最後に、平岡中学校の生徒2人から、パラノルディックスキー・アジアカップ札幌大会に出場している選手への応援メッセージがたくさん書かれたボードが3選手に贈られました。この応援メッセージは、白旗山競技場やイオン平岡店で集めたものだそうです。

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