パラノルディックスキー・アジアカップ札幌大会が3月18日(土)~21日(火祝)の日程で、札幌市清田区真栄の白旗山競技場で行われています。

パラノルディックスキー札幌大会=2023年3月19日、白旗山競技場

 国際スキー連盟と日本障害者スキー連盟の主催で、ウクライナ、カザフスタン、韓国、モンゴル、日本の5か国の選手・スタッフ約70名が参加しています。

 18日(土)は5㎞クラシカル、19日(日)はスプリント1㎞クラシカルが行われました。20日は休養日で、21日(火祝)は10㎞フリーが行われます。

 男女それぞれスタンディング(立位)、シッティング(座位)、ビジュアリーインぺアード(視覚障がい)のカテゴリーがあり、タイムと障がいの程度に応じた係数をかけた計算タイムで競技を競いました。

 19日(日)は快晴に恵まれ、カラフルなウエアに身を包んだ選手たちが、白い雪原のような白旗山競技場の中央付近を次々とスタート。いったん白旗山内のコースに出て、再び競技場内に戻り、次々とゴールしました。

 競技場では、力走する選手たちに詰めかけた観衆が「頑張って」と声援と拍手を送りました。

白旗山競技場全景

 アジアカップ大会ですが、日本障害者スキー連盟が昨年募った支援金の一部で、ウクライナの選手・スタッフ19人を招待しました。会場は、平和への願いと国際親善の空気が広がり、選手とスタッフ、観客が一体となって、暖かい雰囲気に包まれていました。

シットスキー体験会

 地元清田区からも35人ほどの親子(小学生と保護者)が観戦。清田区が募集した親子で、選手たちに盛んに声援を送りました。

選手とクロスカントリーを体験

 また、競技の合間にシット(座位)スキー体験会が行われたほか、競技終了後にはファンランが行われ、大会出場のパラアスリートと一緒にクロスカントリーを白旗山競技場で体験しました。

 20日(月)には、出場選手による特別トークイベントがイオン平岡店1階センターコートで行われます。時間は13時30分からと15時30分からの2回。日本選手2人とウクライナ選手1人がトークする予定です。

大会観戦とクロスカントリー体験を楽しんだ清田区の親子の皆さん

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