ちょっと春めいた陽気に誘われて、北海道屈指のミズバショウ(水芭蕉)の群生地、マクンベツ湿原(石狩市船場町)に行ってきました(2023年4月10日)。今年は早くもミズバショウが見頃になっていました。例年よりかなり早いです。

マクンベツ湿原のミズバショウ群落=2023年4月10日

湿原入り口

 マクンベツ湿原は、石狩川最下流部の左岸河川敷に広がる湿原で、130ヘクタールの広さがある雄大な湿原。このうち水芭蕉の群落は45ヘクタールにも及んでいるそうです。

 湿原入り口に「北海道石狩市 マクンベツ湿原」と書いた看板があり、ここから幅1mの木道が、400m先の石狩川の岸辺まで一直線に湿原の中を伸びています。湿原のミズバショウは、この木道を歩きながら鑑賞する形になっています。

 入り口の看板を過ぎて湿原内に一歩入ると、辺り一面にミズバショウの群落が広がります。

 湿原はハンノキ林になっていて、そこにミズバショウが群生しています。絵のように美しい光景が広がります。

 ミズバショウは湿原の中のハンノキ林の彼方まで続いていて、雄大で野性味を感じる独特のミズバショウ群落の光景です。

 例年より、かなり早く見頃を迎えています。

 昨年は、ミズバショウの白い外皮(仏炎苞)がなぜか小ぶりな感じでしたが、今年は大きく立派な咲き方になっています。形もいい感じです。

ヨシ原の先に、またミズバショウ群落が現れます

 ハンノキ林を抜けると、一面、ヨシ原(ヨシの群生)に出ます、ここにはミズバショウはありませんが、しばらく木道を歩いて行くと、今度はヤナギ林になり、ここで再びミズバショウの群落が観られます。

木道の終点、石狩川の岸辺。まだ少し残雪がありました

 そして、しばらく前に進むと、石狩川の岸辺に到達します、木道はここで終点です。石狩川のとうとうとした流れを見て、Uターンして木道をまた戻ります。

 ミズバショウが早くも見頃になっていることから、マイカーで鑑賞に来ている人が多くいました。

ヤナギの芽も出始めていました

 マクンベツ湿原は、札幌の中心部から1時間足らずで行けます。

 国道231号線を石狩川河口橋の手前で右折して道道508号に入ると、石狩川の土手沿いに4つの駐車場があります。2番目の駐車場が湿原入り口に一番近い駐車場です。札幌ベイゴルフ倶楽部の真向かいなので分かりやすいと思います。

[広告]