北海道のフォークソングの草分け、浅沼修さんの「時計台のある街コンサート」が9月9日(土)、渡辺淳一文学館(札幌市中央区南12条西6丁目)で開催されました。
札幌生まれ札幌育ちの浅沼さんは、高校生った1967年(昭和42年)、北国札幌の抒情を歌った「時計台のある街」を発表。この歌は、当時、全盛期を迎えていた道内各地のユースホステルで、作者不詳で歌われ、広がりました。
そして岸洋子さんやダークダックスによってレコード化され、さらにSTVアナウンサーの喜瀬ひろしさんにより歌い継がれました。
コンサートでは、いつものようにギター伴奏の江成翼さんと登場。「あまい匂いのすずらんの花 風に揺れてた僕のふるさと」で始まる「時計台のある街」をはじめ、すべてオリジナル曲を次々と歌いました。
会場の渡辺淳一文学館地階ホールは、ファンの皆さんらでほぼ満員。浅沼さんは、子供の頃の遊び場だった中島公園や、母と住んでいた澄川、真駒内の大きなアカシアの木など、札幌の街の思い出を、ユーモアを交えて話し、自作の歌との関連を紹介していました。
浅沼さんの歌には、札幌の街の抒情が感じられます。コンサート会場は、その人柄も相まって柔らかい空気に包まれました。
浅沼さんは、代表曲の「時計台のある街」を歌い継いでもらおうと、さっぽろ時計台(札幌市中央区北1条西2丁目)で、CDを無料配布しています。
北国の名曲「時計台のある街」は、こちらから聞くことができます。
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