北海道開拓の村

北海道開拓の村

旧開拓使札幌本庁舎

 北海道開拓の村(札幌市厚別区厚別町小野幌50-1、野幌森林公園内)に行き、昔の建物を見ながら2時間、散策してきました(2023年9月23日)。

旧北海中学校

 造材飯場や炭焼小屋などがある山村群とよばれるエリアはうっそうとした森に囲まれており、開拓の村に来たのにまるで自然公園内を歩いているようでした。

 北海道開拓の森は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を54.2ヘクタールの敷地に移築・復元・再現した野外博物館です。

旧田村家北誠館蚕種製造所

 昭和58年(1983年)に開村し、52の歴史的建造物が市街地群、漁村群、農村群、山村群の4つのテーマエリアに配置されています。

山村群の森の道

 旧開拓使札幌本庁舎や旧浦河支庁庁舎、旧武井商店酒造部、旧北海中学校などの建物を見ながら、ゆっくり散策しました。開拓の村は、これまでも何度も来たことがありましたが、今回初めて奥にある農村群と山村群まで足を延ばしてみました。

森の中に建つ旧平造材部飯場

 旧札幌農学校寄宿舎(北大恵迪寮)の裏に回ると、そこはもう山村群に入り口で、うっそうとした森です。まるで野幌森林公園内を歩いているようです。開拓の村にこのようなエリアがあるのは、不覚にも知りませんでした。

森の中に池のようなところも

 森の中に、旧平造材部飯場や森林鉄道機関庫、炭焼小屋の3つの歴史駅建造物があります。

 森の中を歩いていると、深い木立の中に、池のようになっている所もありました。川の水がせき止められたのでしょうか、

森の中でひっそりと咲くミミコウモリの花

 散策路脇に、ミミコウモリの白い花が可憐に咲いていました。秋の花です。野の花は本当に控えめに咲きますね。

今は秋なので、野の花はこれだけでしたが、きっと春にはいろいろな花が咲くのではないでしょうか。来年の春にまた来てみようと思います。

クリの木にいたエゾリス君

 山村群の森を抜けて、農村群エリアを歩いていたら、エゾリスと遭遇しました。野原にいたリスがすばやくクリの木に登って行きました。栗が好物のようです。

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