清田区北野の会社員落合祐司さん一家は家族5人でスポーツチャンバラの普及に努めています。

スポチャン一家の落合さん家族=里塚・美しが丘地区センターで

 落合さん一家は、祐司さんと妻の早苗さん、長男の祐輝さん(社会人)、二男の玲祐さん(高校3年)、長女の早輝さん(中学3年)の5人。

 5人ともスポーツチャンバラをやり、祐司さんは「どさんこスポチャンクラブ」を主宰。里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目1-1)をはじめ厚別区民センターなど6か所でスポーツチャンバラ(スポチャン)教室を開催しています。

スポチャン教室=里塚・美しが丘地区センター

 一家は月の半分は、夕方になると、祐司さんが運転する車に乗り、用具も積んで各会場に出向き、スポチャン教室で子供たちに指導します。

スポチャンの道具

 落合さん夫妻は錬士5段の腕前。早苗さんは2010年世界選手権大会で3位(基本動作の部)の実績を持ち、子どもたち3人も翌2011年世界大会で3位に入る快挙を成し遂げました。

 また、今年10月には、岩手県で開催された国民体育大会で玲祐さんが一般男子の部で優勝、早輝さんも中学女子の部で優勝する活躍を見せました。

2016年岩手国体で活躍した落合さん家族=国体会場表彰台で

 スポーツチャンバラは、子どものチャンバラごっこを原点にしたニュースポーツ。ルールは簡単で、空気を入れた「エアーソフト剣」と呼ばれるゴム製チューブの剣で戦います。対戦相手のどこかを叩けば勝ちというものです。

 武道とスポーツ、遊びが融合した競技で、だれでも手軽に楽しめるのが魅力のようです。

国体のスポーツチャンバラ出場者200人による基本動作

 落合さん家族がスポーツチャンバラを始めたのは12年前。長男の祐輝さんが白石区のスポチャン教室に通い始めたのがきっかけだそうです。そのうち付き添いで見ていた祐司さんが「これは面白そうだ。家族みんなでやろう」となったといいます。

 落合さんは、スポチャンの普及だけでなく清田区の青少年育成委員として地域の子供たちの健全育成などにも積極的にかかわっています。

 落合さん夫妻は「スポチャンと出会ったことで、3兄妹の見えなかった才能にも巡り会えました。生き抜く力につながってほしいと願っています」とコメントしています。

落合さん一家のスポチャン教室(TEL 080-1873-5464)

 ■里美教室
里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)月1回 火曜日18時30分~19時30分

■新札幌教室
厚別区民センター(厚別区厚別中央1条5丁目)月3回 日曜日10時~11時30分

■澄川教室
澄川地区センター(南区澄川4条4丁目)月2回 金曜日18時30分~20時

■五輪教室
真駒内五輪児童会館(南区真駒内泉町3丁目)月2回 水曜日18時30分~20時

■藻岩下教室
札幌市立南小学校(南区南31条西9丁目)月3回 土曜日10時30分~12時

■大麻教室
大麻小学校(江別市大麻宮町2)月3回 木曜日18時45分~20時15分

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