清田区民シニアスクール第11期生19人の卒業式が12月21日(水)、三里塚小学校(清田区里塚2条6丁目)で行われました。

清田区民シニアスクール第11期卒業生の皆さん

 清田区民シニアスクールは、シニア世代の活動の幅を広げるきっかけ作りを目的に、三里塚小学校の空き教室を利用して、平成18年から清田区が行っています。週に1日、三里塚小学校に通うスタイルで、今年は11期生19人が学びました。

祝辞を述べる高橋清田区長

 いわゆる高齢者教室は札幌市全区で実施していますが、小学校の空き教室を活用し、時折児童との交流授業も行うシニアスクールは札幌市で清田区だけで、全国的にも希少な取り組みとなっています。

畑で収穫体験もしました

 卒業式では、学校長である高橋彰清田区長が一人一人に卒業証書を授与。卒業生は自分の名前が呼ばれると大きな声で返事をし、仲間と共に歩んだ学校生活の思い出を胸に、充実した表情で卒業証書を受け取りました。

 高橋区長から「このシニアスクールでは、授業や子どもたちとの交流の中で、多くのことを学ばれたと思います。これからの生活では、その経験を活かしていただき、より一層のご活躍を願っています」と祝辞がありました

子どもたちから元気をもらいました

 そして里塚・美しが丘地区センターの職員が手作りした卒業アルバムを贈呈。受け取った卒業生は、7カ月の学校生活を振り返るように、笑顔で眺めていました。

 卒業生を代表して工藤誠一さんが「学校生活で何よりも楽しかったのは、子どもたちとの関わりでした。私たち卒業生は、子どもたちからもらった、たくさんの笑顔、たくさんの元気を力にし、これからの人生を一歩一歩前に進めていきたいと思います」と、答辞を述べました。

楽しかった子どもたちとのクリスマス会

 最後に全員で「蛍の光」を合唱し、学校生活を笑顔で締めくくりました。

 清田区民シニアスクールの卒業生は、清田区内でボランティア活動などに従事し、地域で活躍している人が多くいます。清田区独自のシニアスクールの取り組みは、すばらしい人材を地域に輩出しているといえそうです。

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