平成28年度清田区福祉のまち推進センター(福まち)活動交換会が2月2日(木)、清田区民センターで開かれました。

清田区福まち活動交換会=清田区民センター
清田区内の町内会関係者や、高齢者の見守り活動を行っている福まち協力員ら約300人が参加、会場はびっしりと満席となりました。
清田区社会福祉協議会の主催で、今年は改正個人情報保護法が5月末に全面施行となり、町内会も対象となることから、町内会活動をする上で必要となる個人情報の取り扱いについて議論し、学びました。

挨拶する清田区社会福祉協議会の牧野晃会長
札幌市社会福祉協議会の顧問弁護士、石川和弘弁護士が個人情報保護法について講演しました。石川弁護士は「5月30日から町内会も個人情報保護法の適用団体になりますが、今まで通りの実践でよい。何も心配はいりません。国が個人情報保護委員会をつくり、そこのホームページで詳しいQ&Aを掲載しています。迷ったら、それを参考にするとよいでしょう」とアドバイスしました。
国も「常識的な取り扱いをすれば問題はない」と説明しています。

個人情報保護法について講演した井上弁護士
町内会や福まち活動で、高齢者の見守りなどを行う際、一定の個人情報の取得と情報の共有化が必要となりますが、あくまで町内会活動という利用目的の範囲なら従来通りの取り扱いでよいということです。
この日は、新平岡町内会総務部長の芳賀正俊さんと平岡小学校前町内会の活動協力員、山口時夫さんの2人が地域の高齢者見守り活動と個人情報の取り扱いについて報告しました。
芳賀さんは「個人情報については、町内会役員や民生委員、福まち推進員、班長ら見守り活動を行うメンバーだけの共有情報にして守秘義務を守ることにしている」と報告しました。
平岡小学校前町内会の山口さんは、町内会で見守り活動の体制を作り、現在10名の要援護者を29名の町内協力員が見守り活動を行っている状況を報告しました。

山口時夫さん

芳賀正俊さん
清田区内でも高齢化が急速に進み、一人暮らしの高齢者らを地域の中で孤立させない見守り活動の役割はますます大きくなっています。

会場はぎっしり」満席
新平岡町内会も平岡小学校前町内会も、ここ2、3年の間に見守り体制を構築、実践を始めたとのことです。
見守り活動などでは、個人情報を扱うことになります。この日の活動交換会は、日ごろ町内会活動や福まち活動をする人たちにとって大いに参考になったようです。
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