清田区ホタル観賞会が7月12日(金)、清田区役所裏で14日までの3日間の日程で始まりました。

ホタルの入った容器をのぞき込む子供たち

 これは、清田区とNPO法人札幌清田ホタルの会が開催した夏のイベントです。区役所裏にホタルを入れた透明の容器を3つ用意し、あたりが暗くなるのを待ちました。

 ホタルは、札幌清田ホタルの会の三浦英三理事長らが自宅などで苦労して育てたものです。区役所玄関ロビーと里塚・美しが丘地区センターでは、ホタルの幼虫飼育状況を公開しながら育てました。

「あっ、光った!」

 あたりが暗くなると、ホタルは白い神秘的な光を発し、集まった子供や地域の人たちから「あっ、光った」「ほらほら、そこだよ」などと歓声が上がりました。

 このホタル観賞会は2000年に始まり、2019年までは区役所裏の通称ホタル池を黒色シートで覆い、その中にホタルを放ち、鑑賞していました。自然に近い形で鑑賞会を開催してきたわけです。

区役所玄関ロビーではホタルの会のパネル展示を開催

 その後、2020年から22年までの3年間はコロナで中止となり、2023年に再開。ところが、ホタル池に注ぐ小川の水量が減って、ホタルの生育環境が悪化。このため、昨年からは、ホタル池での鑑賞会はあきらめ、透明の容器にホタルを入れて鑑賞するスタイルにしています。

ホタル観賞会を開催した札幌清田ホタルの会と区役所の皆さん

 区役所玄関ロビーでは、ホタル観賞会の感想文を書いてもらったり、ホタルの一生の説明やホタルの会の活動実績の様子などを紹介したパネル展示も行っています。

 ホタル観賞会は7月13日(土)、14日(日)も19時30分~21時まで実施します。誰でも自由に鑑賞できます。車の方は区役所駐車場が利用できます。

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