清田区の夏の風物詩、ホタル観賞会が今年も7月22日(土)から7月30日(日)まで、清田区役所(平岡1条1丁目)裏の通称「ホタル池」で開催しています。

ホタルの光を探す

 清田区とNPO法人札幌清田ホタルの会(森田義男会長)の共催で、2000年(平成12年)から毎年開催している夏の恒例行事です。

観賞会に来た人たち

 ホタル池は長さ40メートル。今年も、ホタルが逃げないように池を黒色の網シートで覆い、ホタル観賞会の会場を作りました。

 シートの中は真っ暗。足元に気を付けながら進むと、ホタルの可憐な光が点滅するのが見えます。「あっ、光っている」「あそこにも」「きれいだね」。親子連れや仲間同士で来場した人たちから歓声が上がります。

 札幌清田ホタルの会の人たちはガイドもしてくれます。夏の幻想的な世界を楽しんでみてはいかがですか。7月22日と23日の2日間で早くも約1000人が鑑賞に訪れています。

黒色の網シートで覆った観賞会会場

 このホタルは、札幌清田ホタルの会の会員と平岡小学校の児童たちが幼虫を育て、今年6月20日にホタル池に放流、それが成虫になったものです。

鑑賞後、感想を書く子供たち

 期間中、札幌清田ホタルの会の会員たちは、毎朝シート内に水をやるなどホタルの生息環境の維持に努めています。いい状態でホタル観賞をしてもらうために、会員たちはさまざまな努力をしているのです。

 清田区内では、平岡公園や真栄・有明の湿地帯などで、ホタルが生息しているそうです。札幌清田ホタルの会と清田区は、いつまでもホタルが住めるきれいな環境を守りたいと観賞会を実施しています。

 ホタル観賞会は7月30日(日)まで毎日19時30分~21時に実施。詳細は清田区役所地域振興課(TEL 011-889-2024)へ。

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