認知症の人が見ている世界を疑似体験するVR(バーチャルリアリティー)認知症体験会が9月7日(土)、清田区役所で開催されました。多くの区民が参加、VRゴーグルを装着して、幻覚や錯視など認知症患者特有の見え方を体験しました。
地域の高齢化に伴い、認知症の方が増えてきていることから、区民に認知症への理解を深めてもらおうと清田区が初めて開催しました。
参加者は、区が用意したVRゴーグルを装着し、6分ほどの映像を見て、認知症の方が見える世界を疑似体験しました。階段や床が歪んで見えたりする幻覚や錯視などの症状を実際に体験しました。
認知症患者の中には、階段を降りる際に怖がって降りられない症状を見せる場合がありますが、これなども階段の足場が見えなかったりするのが原因のようです。
こうした実態を知ることで、より認知症の方に寄り添った介護ができることになりそうです。
この日は、清田区役所前で「きよたマルシェ&きよフェス」が行われ、それに参加した人も含め大勢の方がVR認知症体験会に参加しました。
また、VR体験会だけでなく認知症当事者が体験や思いを語る動画も視聴する認知症講座も開催されました。
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