清田区の羊ケ丘通沿いにまた商業施設ができます。「アクロスプラザきよた」という名称で、一つの敷地に作業服店、メガネ店、タイヤ店、定食レストラン、ガソリンスタンドなど平屋の店舗がいくつか集積した商業施設が出現します。

アクロスプラザきよたの建設地

 店舗ができるのは清田区清田237番地ほかで、羊ケ丘通と厚別川に挟まれた土地。昨年10月にオープンした「ユニクロ」と「ジーユー」の隣接地です。開店は今年の11月16日の予定です。

出店地は昨年オープンしたユニクロに隣接

 敷地面積は10947平方メートル。ここにA棟~D棟の4つの鉄骨平屋建ての店舗を建設します。

 各建物には、「タイヤワールド館ベスト」、作業服販売の「プロノ」、「メガネのプリンス」、ガソリンスタンド「エネオス」、定食チェーンの「やよい軒」が入居、営業します。店舗の合計面積は1236平方メートル。

 「やよい軒」は、株式会社プレナス(本社・福岡市)が運営する定食の全国チェーン。全国で300店舗以上の店を展開しています。

 北海道には昨年3月、南郷通19丁目店を第1号店として出店しました。その後、次々と北海道で出店し、現在、札幌市内4店舗、旭川、苫小牧、恵庭に各1店舗の計7店舗を出店しています。

 運営会社のプレナスは、「やよい軒」のほかに持ち帰り弁当チェーン店「Hotto Motto」も運営し、道内に130店舗以上を展開しています。こちらは札幌市民にもおなじみですね。

 「アクロスプラザきよた」は、44台収容の駐車場を設けます。また駐輪場は40台。この商業施設の設置者は、大和情報サービス株式会社(本社・東京)とJXTGエネルギー株式会社(本社・東京)です。

アクロスプラザの地元説明会=4月23日、清田区民センター

 「アクロスプラザきよた」の出店について、大和情報サービスなど出店者側は4月23日(日)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目)で地元説明会を行いました。それによると、今回の出店で新たな交通渋滞や騒音は起らないということです。

 清田区の羊ケ丘通沿いは2012年にツルハ真栄店がオープンして以降、商業施設の出店ラッシュになっています。

 2013年11月~12月には、家電量販店「100満ボルト」と「スーパービバホーム」、スーパー「ダイイチ」が相次ぎ出店。その後も「クライスラー札幌清田」「マクドナルド」「タイヤホイール館」「ユニクロ」「ジーユー」「スシロー」「北海道スバル」と出店ラッシュ。少し離れたところでも「TSUTAYA美しが丘」がオープンしました。

次々と商業施設が出店する羊ケ丘通

 これらは北広島市大曲の三井アウトレットパークなどの大形商業施設群と完全につながり、今や清田区ー北広島商業集積ゾーンを形成するに至っています。

 それと同時に、交通量が急激に増加し、交通渋滞や交通事故を心配する声が地元では急速に高まっています。

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