清田区民文化祭でコーラスを披露するサークル

 文化の秋たけなわです。第23回清田区民文化祭が10月12日(土)、13日(日)の2日間、清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)で開催されました。清田区民が、絵画などの作品展示やコーラスなどのステージ発表を行いました。

オカリナ演奏

 清田区民センター運営委員会の主催で、清田区の文化事業の最大イベントです。

フラダンス

 ステージ部門は区民ホールで行われ、コーラス、フラダンス、オカリナ、剣舞、ひょっとこ踊り、キッズダンス、詩吟、手話、尺八、相撲甚句など次々とサークル発表が行われました。

剣舞

ひょっとこ踊り

フラワーアレンジ

 出演した皆さんにとって、このステージは日ごろの練習成果を発表する晴れの舞台であり、緊張しながらも晴れやかな表情で舞台に上がっていました。客席からは、各出演者に温かい拍手が贈られました。

陶芸作品

 展示部門は区民センター集会室で行われました。籐工芸、木彫刻、生け花、フラワーアレンジ、水彩画、かな書道、ペン習字、写真、陶芸などの力作が展示されました。

見事な仏像彫刻

 木彫刻は、清田区民センターで活動している仏像彫刻サークルのメンバーによる展示で、プロの職人のような見事な作品ばかり。「すごいわね」と感心して見ている人が結構いました。

写真作品

 そして、第23回清田区ふれあいコンサートが10月12日(土)、区民文化祭参加事業として区民センター区民ホールで開催されました。

 清田区ふれあいコンサートは、区民有志による実行委員会の主催で清田区が誕生した1997年に第1回を開催。以来、清田区民センター運営員会と共催で、毎年秋にクラシック音楽のコンサートを清田区民に提供してきました。

清田区ふれあいコンサート

 今年は、ヴァイオリンの市川映子さん(元札響コンサートマスター)、ヴィオラの青木晃一さん(札響副主席奏者)、チェロの猿渡輔さん(札響副首席奏者)、コントラバスの下川朗さん(札響)、ピアノの浅井智子さんの5人が来てくれました。

 グノー作曲」「アヴェマリア」やシューベルト作曲「ピアノ五重奏曲『ます』より」など5曲を演奏。室内楽の調べが、清田区民センター区民ホールに響き渡りました。

うどんとそばをつくる地域のお母さんたち=料理実習室

 区民センターの1階ロビーと2階ロビーには飲食席が設けられ、うどんとそばが各350円で販売されました。料理は清田区食生活改善推進員協議会の女性たちが料理実習室で行い、区民文化祭を食の面から盛り上げました。

 区民センター駐車場にはキッチンカーも数台並び、お祭り気分を高めました。

 清田区民文化祭は、区民ホール、各集会室、料理実習室、和室など全館挙げての開催でした。各集会室は出演者たちの楽屋、着替え室などになり、ごった返していました。

 現在、札幌市が区役所前に構想している新清田区民センターは、区民ホールと現在区役所4階にある清田図書館が入り、集会室などは区役所4階(現在の清田図書館)に分離して造る案です。

 そうなると、区民ホールと集会室、和室、視聴覚室、料理実習室など区民センター全館を使って開催している清田区民文化祭などはどうなるのでしょうか。今回の文化祭会場では、そうした不安や疑問の声が聞かれました。

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