土砂災害対応訓練をする清田消防署員と清田消防団員=真栄造園敷地

土砂を除去する訓練

 清田消防署と清田消防団は11月16日(土)、土砂災害対応訓練を札幌市清田区真栄487番地の真栄造園敷地内で行いました。

土砂に埋もれたダミー人形を救出する訓練

 近年、全国各地で豪雨による土砂災害が頻発していることから、清田区内で同様の災害が発生した時に備えて実施しました。清田消防署と清田消防団合同の土砂災害対応訓練は初めてとのことです。

救出者(ダミー人形)を担架で搬送

 参加したのは清田消防署員20名と清田消防団約20名の計約40名。

 訓練は、土砂に埋まったダミーの人形を発見、消防署員と消防団員が協力して「大丈夫ですか。助けに来ましたよ。頑張ってください」などと声掛けし、スコップで土を掘り、救出活動をしました。

消防団機動重機隊が瓦礫を処理

 また、消防団機動重機隊のブルドーザーが出動し、土砂崩れで埋まった道路のがれきを処理し、道路を開ける訓練なども行いました。

上空ではドローンも出動、情報収集訓練をする

 上空では、札幌市消防局のドローンが飛行し、災害状況の情報を収集する訓練も行いました。

 近年、異常気象の影響により土砂災害が各地で頻繁に発生するようになり、崖地の多い清田区でも土砂災害の発生の可能性が高まっています。それだけに、参加した消防署員、消防団員も真剣な表情で訓練に取り組んでいました。頼もしい人たちです。

訓練に参加した清田消防署員と消防団員

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