清田区内の各町内会連合会は1月4日(土)~1月12日(日)にかけて、それぞれ新年交礼会を開催し、町連や町内会役員、地域の企業、団体、学校関係者らが出席し、新年の挨拶を交わし親睦を深めました。

里美町連新年交礼会=里塚・美しが丘地区センター

 里塚・美しが丘町連は1月4日(土)、里塚・美しが丘地区センターで開催しました。平目伸二会長は「清田区民センターが区役所前に移転・新築されます。新区民センターに関するご意見をぜひお寄せください」と呼びかけました。

北野町連新年交礼会=アークシティホテル

 北野町連は1月5日(日)、新さっぽろアークシティホテルで開催しました。岡本諒会長は「北野地区は高齢化が進んでいますが、子育て世代も増えています。町内会役員の高齢化や担い手不足など問題を抱えており、町内会活動に若い人が参加できる形にしていきたい」と述べました。

 また、昨今の物価高に触れ、「町連活動も一部事業の取りやめを考えなければなりません」とやりくりが難しくなっている現状を説明しました。しかし、「笑顔溢れる1年にしていきたい」と締めくくりました。

清田町連新年交礼会=清田区民センター

 清田町連は1月6日(月)、清田区民センターで開催しました。猪野毛昭男会長は「地域のボランティアの方々が高齢化し、対応に苦慮しています」と述べたうえで、地区の課題を3点挙げました。

 1つは、町内会の加入率の低下。2つ目は、区民センターの移転。3つ目は地下鉄清田延伸と清田警察署の誘致。「これらは他の町連と共に引き続き取り組んでいきます」と決意を述べました。

 そして「地域や近所のつながりが希薄になっていますが、誰一人取り残されないで暮らせる地域づくりを進めていきます」と抱負を語りました。

平岡町連新年交礼会=平岡地区会館

 平岡町連は1月6日(月)、平岡地区会館で開催しました。中川昇会長は、昨年暮れに全国子ども防災作文コンクールの中学3年生部門で、平岡中央中学校の清水葵生さん(平岡少年消防クラブ)見事、最優秀賞(全国1位)を受賞したことを紹介しました。

 作文は、2018年の北海道胆振東部地震の体験を基に防災についての考えを述べたもの。清水さんは「災害時は物資の備えも大事だけど、人と人とのつながり、助け合い、声掛けがすごく大事だと思った」と綴りました。

 中川会長は、「まさにその通りだと思います。ポジティブ思考で町内会活動に取り組んでいこうという気持ちを起こさせてくれる作文でした」と話しました。

清田中央町連新年交礼会=清田中央総合会館

 清田中央町連は1月12日(日)、清田中央総合会館で開催しました。鈴木亨会長は「昨年は能登地震をはじめ大きな災害が多発しました。災害はいつ起きるか分かりません」と述べ、災害への備えと防災訓練を地域として実施していくことの大切さを呼びかけました。

 各町連の新年交礼会に知野学清田区長も出席。来賓として挨拶を行い、「地域の皆さんの取り組みに感謝します。区としても今年1月25日、26日に昨年に続き2回目となる清田ウインターフェスティバルを開催し、夏の区民まつり同様に冬の定番イベントに育てていきます。新区民センターは3月の基本計画策定を目指していますが、引き続き皆さんの意見を聴いて進めていきます」と述べました。

清田町連五人男

 今年の新年交礼会の余興では、北野町連の岡本会長や町内会長らが演じた「北野町連五人男」の名口上が圧巻でした。歌舞伎の人気演目「白浪五人男」をもじった爆笑パフォーマンスでした。

歌のうまさにびっくり。知野清田区長

 また、平岡町連の新年交礼会では、知野学清田区長がプロ歌手の片山あけみさんとデュエットし、区長の歌のうまさに会場にいた町内会長らはびっくり。曲は、木の実ナナさんと五木ひろしさんが歌った「居酒屋」。

 プロの歌手を相手に堂々と見事なデュエットを披露した知野区長は、会場の喝采を浴びていました。

 ところで、各町連の新年交礼会で、国会議員、道議、市議が参加したのは北野町連だけでした(清田中央町連は恩村市議が町連顧問として出席しました)。他の町連は議員を全く呼ばない方針のようです。

 新年交礼会は、議員と地域の方々が懇談するいいチャンスでもあることから、交礼会参加者から「議員さんを呼んでもいいのでは」との声が聞かれました。

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