清田区役所2階の乳幼児健診フロアが「きよっちの森」という愛称でリニューアルされました。

リニューアルされた乳幼児健診フロア(きよっちの森)

 ちょっと殺風景だった健診フロアが、壁や柱、床などに清田区のマスコットキャラクター「きよっち」や森、動物、動物の足跡などのイラストが描かれ、楽しい空間に生まれ変わりました。

組立式授乳室

 キッズスペースには壁かけ遊具なども設置されました。

 また、これまで授乳スペースはカーテンで仕切られただけでしたが、新たに組み立て式の授乳室を設置しました。明るく清潔で完全個室の授乳室です。モニターで室外の様子を見ることもでき、お母さんが安心して使えそうです。

キッズスペース

 健診フロアでは、4か月、10か月、1歳半、3歳、5歳(希望者)の乳幼児健診が行われていますが、リニューアルにより、乳幼児にとって慣れない場所での不安軽減になりそうです。

天井からつるされた玩具

 また、今回のリニューアルは清田区内の企業と個人の協力で実現しました。

 授乳室(110万円)は、土木・舗装工事の道央環境株式会社(柳澤智志社長、清田区清田1条4丁目)が清田区に寄贈しました。

 道央環境株式会社は2022年2月の大雪で、清田コミセングラウンド(清田公園サブグラウンド)のバックネットが全壊したことから、同年夏、新しいバックネットを寄贈し話題になりました。今回の授乳室寄贈はそれに続く地域への大きなプレゼントです。

 また、キッズスペースの壁掛け遊具などは、元清田消防団長の山崎保さんが清田区に寄付した10万円を充てました。

 そのほか、清田区の予算も加えて全体を整備したとのことです。

(左から)山崎さん、知野区長、道央環境の柳澤さん

 清田区の知野学区長は3月14日(金)、道央環境と山崎さんに感謝状を贈呈しました。

 知野区長は「子育て世帯の割合が10区中最も高く、昨年5月にはベビーファースト宣言を行いました。そのような中、乳幼児健診会場には授乳室がなく、暗い雰囲気でした。なんとかしようと思っていたところ、お二人からの寄付により状況が大きく前進しました。心から感謝いたします」と感謝の言葉を述べました。

 なお、道央環境株式会社は3月4日、秋元克広札幌市長からも、この件で感謝状が贈られています。

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