
清田消防署と清田消防団による林野火災訓練=2025年4月13日、白旗山

ホースを担ぎ上げる
清田消防署と清田消防団は4月13日(日)、白旗山距離競技場(清田区真栄502番地)近くの山林で、林野火災消火訓練を合同で行いました。

ホースをつないで延ばす
春は空気が乾燥する季節で、先だって岩手県や岡山県、愛媛県では大規模の山火事が発生、住宅が燃えるなどの被害も出ました。清田区は面積の7割が山林で、白旗山などで大規模な山火事が発生する可能性もあります。

小型ポンプを運ぶ
そこで、清田消防署と清田消防団は、白旗山で林野火災が発生したとの想定で消火訓練を行うことにしました。
訓練に参加したのは、清田消防署の約20名の消防士と、清田消防団の約40名の団員。
消防士や消防団員は、白旗山競技場の駐車場から、重い小型ポンプやホースを担いで山道を登り、320m先の火災発生想定現場に到着。
山の消火には、こうしたホースや小型ポンプを運びながら斜面を登るという苦労が伴います。結構、大変そうです。それでも、女性隊員も頑張ってホースを担いで雪が残る斜面を必死に登っていました。
団員たちは20mの長さのホースを6本つないで、白旗山駐車場に設けた臨時水槽から水を通し、運び上げた小型ポンプを稼働させて勢いよく山の斜面に向かって放水しました。

ジェットシューターによる残火処理訓練
また、ジェットシューターという機材を使った消火訓練も行いました。これは水18ℓが入った水嚢(すいのう)を背負い、林野火災現場で機材を操作して水鉄砲のように水を放水して消火する小型機械。林野火災の残火処理で使う機材です。
こうした機材の操作を経験しておくことも、いざという時に役に立ちそうです。

お疲れ様でした
訓練を終えて、立花智洋清田消防署長は「清田区は山林が多く、大規模林野火災が発生する可能性はあります。今日は消防署と消防団の連携がとれた良い訓練ができました」と、消防団員たちに講評しました。
強風が吹く中、清田の消防署員と消防団員の皆さん、とても頑張っていました。
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