札幌市清田区の厚別(あしりべつ)川で4月20日(日)、「鯉のぼりの川渡し」が始まりました。鯉のぼりは5月6日朝まで掲揚され、清田区の春の風物詩です。

今年も厚別川に鯉のぼり=2025年4月20日
鯉のぼりの川渡しが行われているのは、国道36号線の清田橋と、旧道の厚別(あしりべつ)橋の間の厚別川。厚別川を活かしたまちづくりを進める「NPO法人あしりべつ川の会」が、地域の子供たちの健やかな成長を願って2003年から毎年実施しています。
今年は4月20日(日)に、川の会のメンバーが鯉のぼりの掲揚作業を実施しました。川の両岸を長さ60mのワイヤーロープ3本で結び、それに鯉のぼりを結んでいきました。

掲揚作業をする「あしりべつ川の会」の人たち
雪解け水で増水した厚別川は、かなりの水量と急流でしたが、鯉のぼりの一部は川の中に入っての作業でした。風が強く肌寒い日でしたが、川の会メンバーも毎年の作業なので慣れたもので、30分ほどで掲揚作業を終えました。
最後にロープを高々と巻き上げると、90匹の色とりどりの鯉のぼりが川面の上空で悠然と泳ぎ始めました。

子どもたちが絵を描いた鯉のぼりも元気に泳いでいます
90匹のうち20匹余は、清田区内の幼稚園や保育園、認定こども園の園児らが白地の鯉のぼりに絵をつけたものです。なかなか見事な鯉のぼり作品です。

あしりべつ川の会の皆さん
2022年、清田保育園と清田幼稚園の2園でスターとしました。これが2023年に5園に広がり、昨年は9園に、そして今年は12園に広がりました。
子供たちが絵を付けた鯉のぼりも元気いっぱいに清田の空を泳いでいます。
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