自然豊かな清田区の白旗山(山頂321・5m)を歩き、野の花や野鳥を観察する「白旗山自然探検隊」が6月5日(日)、清田区民35人が参加して開催されました。

白旗山自然探検隊の参加者=山頂で
清田区の主催で、毎年この時期に実施しており、今年で12回目となります。

森林浴をしながらの山歩き
白旗山は、明治の開拓期に屯田兵が測量のために立てた白旗から、その名が付いたと言われています。1913年(大正2年)からカラマツの植林が始まり、炭鉱の枕木などたくさんの木材を供給してきたそうです。

野鳥を探す
現在は、札幌市の都市環境林として整備され、市民が身近に森の自然を体験できる場として親しまれています。清田区では、「あしりべつ川」「平岡梅林」とともに「白旗山」を「清田区の3つのシンボル」に選び、大切にしています。
参加者は、清田区役所前からバスに乗り、自然観察の森入口(真栄入口)で下車。ここから山に入りました。探検隊には、日本野鳥の会札幌支部の会員2名が案内役として同行、道端で可憐に咲く野の花や野鳥のさえずりを解説してくれました。

道端に咲く可憐なクリンソウ
一行は山頂で昼食をとり、しばし休憩しました。白旗山の山頂は木に覆われていて眺望は良くありませんが、青空の下、森の中で食べるお弁当は最高でした。

アオダイショウにも遭遇
下りも野の花を観察しながらの行程。途中、ヘビのアオダイショウが道端にいて、参加者は「わあ、ヘビだ」とびっくり。野鳥の会の人がひょいとつまみあげると、参加者は「意外と目が可愛いわ」などと歓声を上げていました。
一行は、ふれあいの森を散策しながら、有明の「ふれあいセンター」に下りてきました。ここは、白旗山自然体験の拠点で、案内人が常駐し、白旗山に関する情報が得られるほか、木工館、炭火焼バーベキューコーナー、芝生広場、陶芸窯などがあります。
白旗山自然探検隊は約4キロの山歩き。快い疲れを感じた初夏の一日でした。身近なところに自然があるのが清田区の魅力ですね。

芝生広場と炭火焼コーナー

ふれあいセンター前に下りてきた参加者
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