NPO法人札幌清田ホタルの会(三浦英三理事長)は5月1日(木)、美しが丘緑小学校(清田区美しが丘4条5丁目)で「ホタルの学習」を行いました。

ホタルについて学習しました
4年生児童26人が、札幌清田ホタルの会の丹野勝さん(羊ケ丘通町内会長)から、ホタルの生態やホタルの一生、ホタルが光るわけなどについて話を聴きました。

札幌清田ホタルの会の丹野さん(左)と三浦さん
丹野さんは、児童らに語り掛けるように易しく説明し、児童らは興味深そうに聞いていました。

「えっ、これがホタルの幼虫なの?!」
また、水槽に入れたホタルの幼虫や、ホタルの餌になるカワニナも児童たちに公開されました。児童たちは三浦理事長と丹野さんの説明を聞きながら興味深そうにホタルの幼虫とカワニナを見つめていました。
この「ホタルの学習」は、美しが丘緑小学校の「総合的な学習」の一つとして十数年前からこの時期に行われています。ホタルの学習は、札幌市内では美しが丘緑小学校のみが行っています。
札幌清田ホタルの会は1998年、「いつまでもホタルが住める自然環境の良好な清田区に」との思いから区民有志で発足。
以前は毎年6月に清田区役所裏の通称ホタル池に幼虫を放流し、7月中旬に成虫になったホタルの観賞会を清田区ともに開催していましたが、近年は池に水が流れなくなりホタルが生息できなくなったことから、ホタル池での鑑賞会は取りやめています。
代わりに2023年からは、ホタル池近くで水槽に入れたホタルの鑑賞会を実施しています。
清田区では今でも平岡公園や真栄・有明地区の湿地などでホタルが生息していると言われています。三浦さんと丹野さんは美しが丘緑小の児童たちに「いつまでもホタルが住める清田区にしていきましょう」と語りかけました。
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