三里塚公園の散策路=2025年5月16日

三里塚公園(札幌市清田区里塚2条6丁目)は、自然林が敷地面積の半分を占める緑豊かな公園です。自然林の中を伸びる1週500mの周回散策路でゆったり散歩を楽しめます。

 1週500mの散策路はウォーキングコースになっていて、その案内板が公園内にあります。園内の中央には、芝生を敷き詰めた多目的広場(少年野球場)があり、ちょうど子供たちが遠足に来ていました。

 以前、散策路を散歩していた時、トントントンとキツツキが木を突っつく音が自然林内に響き渡っていました。音のする方に歩いて行ったら、アカゲラでした。

多目的広場

 この公園の周囲は住宅街ですが、公園内は自然が残る静かなたたずまいです。

 この付近は昭和19年(1944年)まで、三里塚という地名でした。

 三里塚という地名は、明治6年(1873年)に開拓使が「札幌本道」(今の国道36号線)という幹線道路を函館―札幌間に造成した際、今の旧道(札幌本道)の三里川ほとりに「三里標」(札幌中心部から12㎞)を建てたことから、この付近を三里塚と呼ぶようになったのです。

 三里塚は昭和19年に、「三」を取って「里塚」と呼ぶようになりました。三里塚公園という名称は昔の地名の名残です。他にも近くに、三里塚の名を残した「三里塚小学校」や「三里塚神社」があります。

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