原爆パネル展=清田区役所玄関ロビー

 札幌市は8月5日(火)~8月9日(土)まで、原爆パネル展を清田区役所玄関ロビーで開催しています。昭和20年(1945年)の広島、長崎の原爆被害の写真や資料を展示しています。

 札幌市は平成4年(1992年)、札幌市平和都市宣言を行いました。

 原爆パネル展では、札幌市が平成24年(2012年)にホームページで開設した「札幌市平和バーチャル資料館」を紹介する展示もあります。

広島に投下された原爆のきのこ雲

 この平和バーチャル資料館からの資料展示もあります。それによると、札幌でも様々な戦争被害や影響がありました。

 例えば、昭和15年(1940年)の冬季札幌オリンピックが戦争の進展のため返上されたこと、昭和19年(1944年)には大通公園が自給菜園化し、女性の竹槍訓練が強化されたこと、昭和20年(1945年)には丘珠、軽川(手稲)、白石が空襲されたことなどが紹介されています。

 そして終戦後は米軍が札幌に進駐し、闇市が札幌でもたくさんあったことなどが紹介されています。

 平和バーチャル資料館というのは、知らない市民も多いのではないでしょうか。この原爆パネル展で、「そういうものがあるのか」と気づく人も多いことでしょう。

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