清田中学校吹奏楽部が9月2日(土)、札幌コンサートホールkitara大ホールで行われた北海道吹奏楽コンクールで見事、金賞を受賞し、北海道代表として10月21日(土)、名古屋市で行われる第65回全日本吹奏楽コンクールに出場することが決まりました。
清田中が吹奏楽コンクール全国大会に出場するのは2011年、2012年に続いて3回目の快挙です。

楽器の練習風景
清田中は全道コンクールに中学生A編成の部(50人規模)に出場しました。
全道各地の代表校20校が出場し、清田中は9番目に登場、顧問の多米恵理子先生の指揮で課題曲「春風の通り道」と自由曲「キリストの復活~ゲツセマネの祈り」を演奏しました。
審査の結果、清田中は道南の上磯中とともに全国大会出場の切符を手にしました。
清田中吹奏楽部は部員62人。全国大会出場を目標に猛練習してきました。ほとんどの部員が中学入学から楽器を始めたそうで、全国大会レベルになるために相当な頑張りと努力があったと思われます。
平日は午前7時の学校開門と同時に部員たちは登校、体操や肺活量を鍛えるトレーニングをした後、楽器練習を行うそうです。放課後は18時半くらいまで練習します。
土曜日曜も朝8時前から夕方4時、5時くらいまで練習するそうです。ただ月に1~2回、土日は休みます。
大変な練習量ですが、部員たちが伸び伸びと明るく練習している姿が印象的です。日曜日の練習の後、部員たちは校内清掃をしてから下校するそうです。こうした部員たちの心がけが、きっといい結果につながったのでしょう。
部員たちは、楽器の演奏だけでなく、合唱も練習に取り込んでいます。歌うことで音感が研ぎ澄まされるそうです。
このような練習を取り入れたのも、昨年4月に清田中に着任した多米先生の指導だそうです。多米先生は、吹奏楽の指導で定評のある先生で、前任の中学校でも4度、全国大会出場を果たしているそうです。

練習風景を案内してくれた部長、副部長の3人
全国大会出場は、生徒の力を引き出した多米先生の指導力も大きかったと思われます。

厚別神社のお祭りで募金集めをする保護者会=9月11日
全国大会出場に向けて、保護者会が費用集めの募金活動を始めています。9月11日(月)、12日(火)の厚別神社(あしりべつ神社)例大祭では、保護者会のお母さんたちが神社前で募金を呼びかけました。
吹奏楽は大編成で、楽器の輸送もあり費用が掛かります。地域の皆さん、ぜひご協力をお願いします。連絡先は清田中学校(TEL 011-881-2034)へ。
部長の佐々木結さん(3年)は「全国大会を目指してきたので、全国出場が決まったときはうれしかった。北海道代表になったからには、精いっぱい頑張ってやってきます」と話しています。
清田中吹奏楽部の活躍は、地域に元気をくれます。ぜひ全国大会でも頑張ってきてくださいね。
なお、清田中学校吹奏楽部は第9回定期演奏会を11月3日(祝)14時から、同校体育館で開催します。
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