新しい清田区長として山田一八(やまだ・かずや)さんが4月1日付で就任しました。山田区長は、昨年(2020年)4月に清田区市民部長に着任し、1年たって区長に昇進しました。

 山田区長は「地域の方といろいろなお話をするのが好きです」といいます。確かに、お話し好きのような感じで、市民と一緒に行政を行っていくという姿勢が伝わってくるお人柄です。期待したいですね。

 市民部長の1年を振り返って「コロナ禍でイベントや集まりなどがことごとく中止になり、地域の方たちと語らいの場が十分にできなかったのが残念」といいます

 それでも清田区の印象として「新しい区のせいか、地域活動を自分たちでやっていこうという気概を感じます」と言います。

 区長の抱負としてまず挙げたのは、区役所エリアの「地域交流拠点清田」の取り組みです。

 「地域交流拠点清田を、清田区民センターの区役所エリアへの早期移転を含め、区民と一緒に現実のものとして行きたい。本庁まちづくり政策局と一枚岩になって具体化させていきたい」と言います。

 次に、コロナ禍への対応です。「町連会長さんはじめ地域の方のお話を聞くと、やはりコロナが心配だという声を一番よく聞きます。区民が一番心配しているのはコロナだと思います。区から、どれだけ情報を伝えられるのか。区民皆さんの心配を解消する情報提供に努めていきたい」と言います。

 山田区長は札幌・白石の出身。北海道大学経済学部を卒業し、昭和61年(1986年)に札幌市役所職員になりました。これまでに、スポーツ関係や地域振興部など様々な部局を歴任。また経済局国際経済戦略室長として、札幌市の食や加工品をアジアに輸出する仕事を行った経験もあるそうです。

 そうした中、「最も楽しかったのは、豊水まちづくりセンターの所長でした」といいます。エリアはまさに繁華街すすきの。すすきのエリアの町内会は地域住民のほかに、ビルオーナーや飲食店経営者らも会員だそうです。まちづくりをどうするのか、地域の人たちとよく話し合ったそうです。

 NHK「大河ドラマ」のファンで、子供のころから長年、見てきたといいます。

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