ウトナイ湖(苫小牧市植苗)に行って来ました(2021年10月13日)。オオハクチョウなどの渡り鳥がたくさん飛来し、羽を休めていました。

ウトナイ湖に飛来したハクチョウ=「ハンノキのテラス」より

オオハクチョウ

 ウトナイ湖は平均水深60センチの浅い湖ですが、「野鳥の楽園」といわれ、これまでに270種を超す鳥類が確認され、国指定の鳥獣保護特別地区に定められているそうです。

 特に、ガン、カモ類、ハクチョウなどの渡り鳥の重要な飛来地で、マガンやハクチョウの集団飛来地として国際的にも有名だそうです。

 ウトナイ湖道の駅の前の湖畔からハクチョウやその他の水鳥を観察できますが、隣の環境省「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」から森の中のウトナイ湖散策路に入り、しばらく歩いて湖畔に出たところの方が、まぢかに湖面で休むオオハクチョウたちの集団を見ることができました。

ウトナイ湖散策路の地図

 今回は主に、「マガンのテラス」「ハンノキのテラス」と呼ばれる地点から、写真を撮りました。

「マガンのデッキ」よりハクチョウたちを観察

 ハクチョウは10月上旬~中旬ごろ、次々とシベリアからはるばる3000㎞も飛んでやって来ます。すごいですね。

心癒されるウトナイ湖の風景

 ウトナイ湖野生鳥獣保護センターによると、ウトナイ湖でしばらく羽を休めて、多くは本州方面にさらに渡っていくそうです。ただし、毎年、100羽近くのオオハクチョウがウトナイ湖と周辺で越冬するそうです。

マユミの実

 コハクチョウはウトナイ湖で2、3日休んで、そそくさと本州方面に旅立っていくと言いますから、鳥たちも忙しいんですね。

 秋たけなわの森の中のウトナイ湖散策路。歩いていると、マユミなどの木の実がたくさんなっていました。鳥の好物だそうです。

田んぼの中のハクチョウたち=恵庭市

 ところで、ウトナイ湖に行く途中、恵庭市の水田地帯の道路を車で走っていたら、稲刈り後の田んぼの中にハクチョウなどの渡り鳥が数百羽もいるのに遭遇しました。

後方の三角屋根は、北広島市で建設中のボールパーク

 ハクチョウたちは、ここでも羽を休め、稲の穂(稲刈り後に生えたもの)や落ちている穂の実などを食べているようです。

 田んぼの中のハクチョウの写真を撮っていたら、その後方に北広島市で建設中のボールパークの屋根が見えました。

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