北海道大学構内のイチョウ並木の黄葉を見てきました(2021年10月29日)。頭上一面に広がるイチョウ並木の黄金色のトンネルが圧巻です。

北大イチョウ並木のトンネル

 北大イチョウ並木は、大学構内の北13条通の両側、東西380メートルにわたって70本の大きなイチョウの木が連なっています。

 毎年10月下旬から11月上旬に見事な紅葉を見せ、今や、この期間は多くの市民や観光客が訪れる有名スポットになっています。

 この見事なイチョウ並木はいつごろから形成されたのでしょうか。

 最初、ここは大正11年(1922年)頃に植えられたサクラとカエデの並木だったそうです。今のイチョウは昭和14年(1939年)頃に植栽され、サクラとカエデと小さなイチョウが混在する並木となりました。

中央ローン

 戦争が終わった昭和20年(1945年)頃、サクラとカエデは病気などで枯れ死したり、伐採されたりして姿を消したそうです。戦後は、北大の発展とともにイチョウの木も成長し、今日のような立派なイチョウ並木になったといいます。

北大ポプラ並木はまだ黄葉していませんでした

 北大構内はイチョウ並木だけではなく、見事に紅葉した木々の風景があちこちで見られます。晩秋の北大構内の散策はなかなか風情があります。

 有名なポプラ並木にも行ってみましたが、まだポプラ並木はほとんど黄葉していませんでした。

 ポプラ並木の横の花木園の森の中に、アカゲラを発見しました。一生懸命、木をつついでいましたが、冬支度でもしていたのでしょうか。かわいい姿でした。北大は自然が豊かですね。

アカゲラがいました

 花木園の入り口に、札幌農学校二期生で後に教授になった新渡戸稲造博士顕彰碑がありました。

 中央ローンもすっかり色づき、晩秋の風景になっていました。

 夏の北大構内もすばらしいですが、深まる秋の季節もいいですね。

 北海道大学は学問の府ではありますが、構内は静かで美しい風景が広がっていて、まるで公園を散策しているかのようでした。

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