清田区新年交礼会(清田区町内会連合会連絡協議会主催)が1月6日(土)、厚別区新さっぽろのホテルエミシア札幌で開催されました。清田区内の町内会、学校、企業、各団体の代表者と関係者が一堂に会し、新年のあいさつを交わし抱負を語り合いました。

多くの参加者で開催された清田区新年交礼会

主宰者挨拶する牧野清田町連会長

 はじめに主催者を代表して牧野晃清田地区町内会連合会会長が挨拶を述べました。牧野会長は「清田区には2つの大きな課題があります。一つは超高齢化社会に備えるまちづくり、もう一つは地下鉄の清田区への延伸などインフラの整備です」と述べました。

来賓あいさつする秋元札幌市長

 地下鉄延伸について牧野会長は「毎年、私たちは地下鉄延伸を市長に要望してきました。秋元市長は冬季オリンピックの選手村等を札幌ドーム隣接地につくり、地下鉄延伸を検討するとしてきました。ところが、昨年12月、札幌市は選手村を真駒内に変更すると提案しました」と突然の変更に強い不信と不満を表明しました。

来賓の皆さん

 続けて牧野会長は「日本ハムの新球場も札幌市は真駒内にするよう提案しています。私たちにとって不利な状況ばかりが進んでいます。しかし、札幌ドーム周辺地域の活性化と地下鉄延伸は清田区民にとって譲れない一線です。区民挙げて地下鉄延伸の世論を盛り上げていきましょう」と呼びかけました。

清田中学校吹奏楽部が新春演奏

 清田区新年交礼会で主催者がここまで地下鉄延伸を踏み込んだのは、初めてです。それだけ地域の危機感と不満の大きさが大きく表れたと言えそうです。会場にも「よくぞ言ってくれた」というような一種独特の空気が流れました。

髙橋区長の音頭で乾杯

会場を盛り上げた「きよっち音頭」

 会場には、秋元克弘市長も来賓として出席していました。牧野会長の挨拶のすぐ後に来賓あいさつに立った秋元市長は「地下鉄については、しっかりと頭に入れながらまちづくりを進めていかなければならないと考えています」と述べるにとどまりました。オリンピック選手村の真駒内変更案については、言及がありませんでした。

 交礼会はこの後、来賓紹介や清田中学校吹奏楽部の演奏が行われ、高橋彰清田区長の音頭で乾杯を行い、祝宴に入りました。

 清田中学校吹奏楽部は昨年10月、北海道代表として名古屋市で行われた全日本吹奏楽コンクールに出場。見事、銀賞に輝く実績を残し、清田区民に大きな元気をもたらしてくれました。この日も若々しい演奏と合唱を披露してくれました。

清田区女性部連絡協議会の三本締めで閉会

 新年交礼会は、この後、健康づくり団体「清田Hi遊会」の皆さんが「きよっち音頭」の踊りで会場を盛り上げ、最後に、清田区女性部連絡協議会の皆さんの音頭による三本締めで閉会となりました。

 高橋区長が「清田区が20周年を迎え、『清田愛』という言葉をよく聞くようになりました」と乾杯の挨拶で述べていました。本当にそうですね。「清田愛」で今年も清田区、頑張りましょう!

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