防災訓練とおもちゃ交換会を組み合わせたユニークな、子どもと保護者向け防災イベント「イザ!カエルキャラバン!in清田」が11月4日(日)、清田区体育館で行われました。
町内会や地域で行っている防災訓練は、参加者が町内会役員や年配者になりがち。そこで子供や子育て世代の人たちにもっと防災訓練に参加して防災に関心を持ってもらおうと、清田消防団と清田消防署、清田区などの共催で初めて開催しました。
子どもたちは、いらなくなったおもちゃやぬいぐるみを持参。様々な防災体験プログラムを行って得たポイントで、好きなおもちゃと交換できるというイベントです。
この日、体育館内に用意された防災体験プログラムは、的あて水消火器ゲーム、担架運びタイム競争、タンスなどの下敷きになった人を救出するジャッキアップ体験、新聞紙で紙食器作り、防災かるた、段ボールベッド体験、非常食の試食など盛りだくさんありました。
約350人の参加者は子供も保護者も一緒になって、さまさまな防災体験ゲームに挑戦し、子供たちは、体育館の床に並べられたたくさんのおもちゃから、気に入ったものを探してゲットしていました。
「イザ!カエルキャラバン!」は、阪神淡路大震災の教訓を次世代に伝えようと、神戸市のNPO法人「プラス・アーツ」が開発した防災プログラム。震災時に必要な知識が遊び感覚で身に着けられると、2017年度までに全国で452回開催されています。
札幌市内でも豊平区や白石区の小学校などで実施され、清田区では今回が初めての実施でした。
清田区は9月6日の北海道胆振東部地震で地盤陥没など大きな被害が発生しました。それだけに、今回の企画はタイムリーで、参加した子供も保護者も防災を身近に感じながら防災体験プログラムに取り組んでいました。
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