札幌国際大学ハンドベルクワイアの第27回定期演奏会が2月10日(日)、ザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通西6丁目)で開催されました。ハンドベルの優しい音色が満席のホールを包み込みました。

現役学生による演奏

 「天使の音色」と言われるハンドベルは17世紀にイギリスで誕生した楽器。讃美歌をはじめ様々なジャンルの曲の演奏に使われるようになり、日本には昭和40年(1965年)ごろに伝わったとされています。

 札幌国際大学ハンドベルクワイアは平成3年(1991年)、静修ハンドベルクワイアとして発足。その後、学校名の変更で今の名称になりました。今では、札幌国際大学の名物サークルの一つです。

フルートとともに

 毎年12月を中心に、清田区役所ロビーコンサートなど地域での演奏も活発に行っています。

 今年は部員がやや少なく9人。それにOB・OG18人が加わって、この日の定期演奏会を迎えました。

 演奏会は3部構成で、第1部は、現役部員9人による演奏。顧問の須藤宏志先生の指揮で「となりのトトロメドレー」「おどるポンポコリン」などアニメソングを演奏しました。やわらかいハンドベルの音色が満席の観衆を魅了しました。

OBたちのステージ

 第2部は、OBによるステージ。大学卒業後もハンドベルを続けたいという人たちでOB会を結成、現役時代に指導に当たった林昌子先生がOBたちの指導を続けています。

 ステージでは、林先生の指揮で、日本の四季をうたった童謡メドレーやクラシックの名曲などを見事に演奏しました。日本の筝曲として知られる「春の海」をハンドベルで演奏するなど意欲的なステージで客席を楽しませてくれました。

最後は現役学生とOBが全員で合同演奏

 第3部は、再び現役学生たちの演奏。そして、最後は、現役学生とOBが全員で、昨年の北海道胆振東部大地震の復興を願っての演奏を行い、フィナーレとなりました。

 ハンドベルの優しい音色に浸った2時間でした。

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