昨年9月6日の北海道胆振東部地震で建物が損壊し、閉店を余儀なくされた清田区清田7条2丁目のセイコーマートが、店舗前に建てたプレハブ仮店舗で営業を再開、地域のお店として頑張っています。

後ろが地震で損壊した旧店舗。手前がプレハブ仮店舗=清田7条2丁目
このコンビニは古くからあるお店で、地域の人たちに親しまれてきました。昨年9月の北海道胆振東部地震では、お店の周辺で液状化が発生し、店の建物が傾くなどして損壊しました。
建築会社に調査をしてもらったところ、「建物が傾き、余震などで倒壊の恐れがある」と診断され、やむなく店を閉鎖しました。
いずれ建て替えて店を再開する予定でしたが、近所の住民たちから「建て替えまで待てない。早く店を再開して」という声がたくさん寄せられ、昨年12月25日、店舗前の駐車場にプレハブの仮店舗を建て、仮営業を始めました。
お店の広さは四分の一になりましたが、商品をコンパクトにうまく陳列し、コンビニとして扱う商品は一応そろっています。
ただし、以前は朝6時か深夜の25時まで営業していましたが、仮営業の今は9時から15時までの営業です。
お店では、旧店舗の建物を取り壊し、今年8月ごろまでに新店舗を建て、正式に営業再開したいとしています。
2月21日夜に大きな地震が発生しました。コンビニなので店が大丈夫なのか心配されましたが、店の人が地震後すぐに見回りに来て、商品が散乱するなどの被害がなかったことを確認したそうです。
取材中も近所の人が次々と買い物に訪れて来ました。地震に負けないで、地域のお店として、頑張ってほしいですね。
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